陶氏診療院

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量子療法における西洋医学と東洋医学の違い
量子療法は、その考え方と応用範囲によって、大きく「西洋医学的量子療法」と「東洋医学的量子療法(代替・エネルギー医療)」の二つに分けられます。

① 西洋医学における量子療法

西洋医学の量子療法は、量子力学の知見を応用した最先端医療の領域に位置づけられます。
重粒子線がん治療や、生体ナノ量子センサーなどを利用した診断・治療技術の研究開発が進められています。
その基本思想は「病変部を攻撃して除去する」という従来の対抗医学的発想に基づいています。

代表的な例:重粒子線がん治療(量子メス)

量子科学技術研究開発機構(QST)などで開発が進む最先端治療法。炭素・酸素・ヘリウムなどの重粒子線を利用し、がん細胞のみを高精度に破壊します。副作用を抑え、働きながら治療できる医療として注目されています。

量子センサー・量子技術

生体ナノ量子センサーや超偏極MRIなど、微細な生体変化を量子レベルで検出する技術。がんや難病の早期診断に新たな可能性をもたらすと期待されています。

量子AI(創薬分野)

量子コンピューターの演算能力を活用し、複雑な生体反応や創薬シミュレーションを行う研究も進行中です。いずれも「病気を治す」ことを目的とした量子応用技術です。

② 東洋医学・代替医療における量子療法

一方、東洋医学や代替医療における量子療法は、「目に見えない量子や波動エネルギーの調整」を通じて、心身の調和を図るものです。
科学的理論よりも、経験・感応・エネルギーのバランスを重視します。

主な考え方と方法:

量子波療法:「人体は物質的な肉体と、目に見えないエネルギー体(量子体)から成る」という理論に基づき、LEDライトや手技を用いてエネルギーの流れ(気)を整えます。不調の原因を、電磁波や霊的エネルギーの乱れと捉える考えもあります。

量子整体:心の状態が量子レベルの電子状態に影響し、それが身体に反映されるという考えに基づいた整体法。心身両面からの調整を重視します。

メタトロン(量子波動検査):約2,600カ所の周波数を測定し、身体のバランス状態を解析。結果に基づいて波動セラピーを行うこともあります。

これらの療法は、身体の変化が現れるまでに時間を要し、継続が難しい点が課題です。そのため、広く普及するには持続可能な仕組み作りが求められます。

③ 中国医学における量子波療法の伝統

実は、中国医学には、すでに2000年以上前から量子波的な思想と手法が存在していました。
カッサ、鍼灸、按摩、氣功、太極拳、漢方などは、いずれも「人体のエネルギー(気)」を整える量子波療法の一種といえます。

これらは長い歴史の中で実践と検証を重ね、今なお臨床で高い実用性を発揮しています。
したがって、臨床現場では、中国医学的量子波療法を最も実践的で効果的な方法として推奨できます。

西洋医学の量子療法は「病を攻撃して治す」技術体系、
東洋医学の量子療法は「気の流れを整え、人を治す」思想体系です。

両者は方向性が異なりますが、共に「生命を量子レベルで理解しようとする試み」であり、未来の統合医療において重要な柱となるでしょう。
2025-10-28