陶氏診療院

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70代の訃報
平成15年から平成27年までの3期12年にわたり札幌市長を務められた上田文雄氏が、9月18日、膵臓がんのため札幌市内の病院でご逝去されました。享年77歳でした。

また、人材派遣大手キャリアバンク(札幌)の佐藤良雄社長も、10月16日にお亡くなりになりました。72歳。ご病気によるご逝去とのことですが、詳しい死因は公表されておりません。

お二人とは長年親交があり、相次ぐ70代の訃報に心が痛みます。

上田前市長は退任後、北海道中国会の顧問として多大なご支援をいただきました。会の設立時には市長として会報に応援メッセージを寄せてくださり、また毎年の北海道中国会杯ゴルフ大会でも、札幌市の後援にご尽力くださいました。

キャリアバンクの佐藤良雄社長も、北海道中国会の会員として長きにわたりお世話になりました。初めてお会いしたのは、私が北海道大学医学部大学院を修了した年、仕事紹介の関係で参加したセミナーの席でした。その年はちょうど玄米酵素の洞爺湖健康館が完成した時期でもあり、「これをどう生かすか」という話題で意気投合したのを覚えています。北海道中国会設立の際も、賛助会員として常に温かいご支援を賜りました。

70代というのは、本来であれば、創業や仕事の苦労を終え、家族との時間や天倫の喜びを楽しみ、人生の最高の境地を味わう時期です。まさに人生の頂点にあるべき年代でのご逝去は、誠に惜しく、胸が痛みます。

医療に40年携わってきた者として、命の尊さと健康の大切さをあらためて感じずにはいられません。現代医療も伝統医療も進歩し、「100歳時代」は決して夢ではありません。それだけに、親交のあったお二人の訃報を新聞で知り、深い悲しみとともに、健康寿命の大切さを強く思わされました。
2025-10-18