陶氏診療院

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生命力と治療効果(左耳下腺腫瘍)
8月26日、患者さんの紹介で、北海道の地方から60代後半の男性が来院されました。左耳下腺腫瘍があり、西洋医学での治療はこれが最後になるかもしれないということで、当院を訪れました。

お話を伺うと、40代の頃、建築現場での過酷な仕事と強いストレス、さらに毎日40本もの喫煙が重なり、胃潰瘍から胃がんを発症し、胃の全摘手術を受けたとのことでした。その後、胆石症で胆嚢も摘出されています。身長170cm、当時の体重は100kgでしたが、術後は体重が減少し、80kg前後を維持していました。

ところが4年前に左耳下腺腫瘍を発症。陽子線治療などで寛解期もありましたが再発し、現在は抗がん剤の効果も薄れてきています。体重も50kgまで落ち、今週、北海道の病院で免疫療法が可能かどうかの診察を受ける予定です。

そのような状況の中で、姪御さんの紹介により陶氏診療院を訪れ、説明と施療を受けました。施療後はご本人が楽になり、奥様も驚かれるほどでした。顔色が良くなり、首や肩も軽くなったとのことです。顔面神経麻痺により飲食が不自由でしたが、発芽発酵玄米やFFCパイロゲンなどの養生法をお伝えすると、順調に取り入れられました。

今後は体質改善の4か月コースを指導し、ご本人も前向きに取り組むことを決意されました。

40年前の胃がんを乗り越え、今回の腫瘍とも4年間向き合い、さらには2年前には自ら車を運転して札幌の北大病院まで来られていたとのこと。まさに強い生命力を実感させられます。痛みを伴うカッサ施療にも積極的に臨み、施療後には顔の表情も明るさを増しました。こうした姿勢から見ても、さらなる治療効果が期待できるでしょう。
2025-08-27