陶氏診療院

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同級生からの健康相談(多発性骨髄腫)
先日、中国の大学時代の同級生が健康相談に訪れ、一時間ほど話しました。彼女は現在61歳、女性で、大学の医学免疫学の教授を務めています。今年だけで4回入院し、多発性骨髄腫と診断されました。現在、抗がん剤治療を受けており、近いうちに幹細胞治療を予定しています。しかし、抗がん剤治療の3回目以降から体調が悪化し、大変な状況です。

彼女のご主人も同じく私たちの同級生で、ある大学の学長を経て、中国の厚生労働省で要職を務めた免疫学の専門家です。また、息子さんはハーバード大学を卒業後、中国で免疫学の研究を行い、世界的に権威のある学術雑誌に論文を発表するなど、輝かしい実績を持つ医学一家です。しかし、いざ臨床となると、彼らの知識だけでは彼女の病気の改善に役立たないという、西洋医学の限界を感じる状況でした。

相談の中で、彼女に病気の原因について尋ねると、「わからない」との返答でした。原因が特定できなければ、治療も対症療法に頼るしかないというのが現実です。

4年前、彼女は一度北海道を訪れ、「陶氏療法」を体験しました。その際、不眠症に悩まされていた彼女が施術後ぐっすり眠ることができ、大変喜んでいたのを覚えています。今回の治療が一段落したら、再び北海道で療養したいと話していました。

私なりに、彼女の病気の原因はある程度理解できます。長年のストレスと睡眠障害が大きな要因だと思われます。仕事柄、論文を発表し続けなければならない状況に加え、昼夜逆転の生活習慣が続いたことで、骨髄の造血機能が弱り、最終的に多発性骨髄腫を引き起こしたと考えています。長年の「いじめ」に近い過重な負担が骨髄に影響を及ぼしたのでしょう。

陶氏療法は、体質を改善し健康を取り戻す療法です。現時点で私がアドバイスできることは、早寝早起きの実践と「過午不食」(午後は食事を控える)を徹底することです。また、彼女の地元で2年後に予定されている大学卒業40周年の同窓会に元気な姿で参加することを目標にして、まずは体調を整えることを最優先にするよう助言しました。
2024-11-21