陶氏診療院

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健康への思い
最近、漢方アロマ療養師の実技コースに通っている生徒さんがいます。以前の従業員だった彼女とそのご主人です。ご主人は飲食業を営んでおり、生活が安定してきた頃に50代を迎え、二人で健康について改めて考えるようになりました。

奥さんは若い頃、喘息を患っていましたが、診療所で働くうちに完治しました。しかし、ご主人は夜遅くまで働く飲食業の影響で体重が増加し、喘息が発症してしまいました。仕事の都合もあり、なかなか症状が改善せず、二人は午前中の時間を使って整体の仕事に挑戦するため、勉強に来られました。

健康への思いは、いつ始めても遅くありません。私は大学で西洋医学を学んで自然と健康への意識がありましたが、西洋医学は「病気を治す」ことが主眼です。臨床を経験する中で、病気の治癒が必ずしもできないことに気づき、中国医学の「治未病」(病気になる前の予防)の大切さを実感しました。現在は、中国医学の理論と技術を活用し、人々に健康作りの知識を伝えています。

今回、夫婦で健康を学んでいる様子を見ると、とても嬉しく思います。健康は家庭から始まります。一人での取り組みは難しいですが、家族全体で取り組むことで効果が出やすくなります。

両親の健康を守り、夫婦で100歳を超える実例を作ることで、家庭から始まる健康法が注目され、健康予防や中国医学の「治未病」にも光が当たるでしょう。その時、陶氏療法が社会に貢献する姿も輝いていると信じています。
2024-11-14