陶氏診療院

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「これからの農業!!~農業の6次産業化をめざして~」
カテゴリー 日本
2月12日札幌市倫理法人会第1464回経営者モーニングセミナーは、講師にかわにしの丘しずお農場株式会社代表取締役、今井裕氏をお迎えして、テーマ「これからの農業!!~農業の6次産業化をめざして~」にてご講話いただきました。

1951年釧路市の今井講師は、IT会社の起業経験があり、倒産後義理の父の土木建設会社が農業をスタートしました。その手伝いを始めることから、農業に携わるようになりました。全く経験のないところからのスタートであったが、試行錯誤の末、《農業の6次産業化》の実現に成功しました。「農業界のフロントランナー」として現在も精力的に活動しています。

一年前出張先で糖尿病で倒れました。HbA1c13.6%、血糖値は400mg/dlでした。西洋医学の治療を指導され、対症療法をしたくないため、糖質制限療法を徹底的に実施しました。ご飯や麺やパンを食べないで、お酒もやめ、甘いものもやめ、一年後ドック検査の結果は糖尿病「完治」でした。健康の自己管理の大事さを経験して、それを生かして今の農業経営に役立てています。

義理の父の思いは従業員を辞めさせないこと、更に自分の子供への想いを伝えたいから、トマト栽培、羊の飼育から、農業の第一産業から、第六産業まで、全て自らやり始め、安心安全だけではなく、うまさや物語を付加価値付け、トマトジュースはkg300円の単価から、3000円まで創作しました。羊の飼育も幼稚園の見学会を実施し、偶然にも羊の出産に立会う事で、こどもへの「命」の教育にもなり、羊のお母さんへの「お母さんガンバレ!」の掛け声が自宅に帰ると、「ママ、産んでくれてありがとう」と自然に感謝の言葉が出て、次世代の農業、家畜飼育者を育てる言い体験を語りました。

現在生産した羊肉はANA成田発国際便のファーストクラスメインディッシュに採用されたことがあるほど、高い評価を受けています。これからは地元の一流のシェフに「うまい」と言われるレストランの挑戦を続けています。

今日の参加者50名46社、うち女性13名でした。
2015-02-12