陶氏診療院

アクセスカウンター


▼陶氏療法バックナンバー
過去ブログはこちらから
古代時代衣装「十二単姿」ショー
カテゴリー 陶氏療法
2015年1月18日、小林豊子きもの学院新年交礼会が行われました。去年の新年交礼会で、男子装束の束帯姿や鎌倉時代末期には完全装備の甲胄姿を披露しました。今年は期待の中、公家女房が厳儀に着用した礼服に相当する「十二単姿」として、「紫式部日記」に見える文章と「年中行事絵巻」の絵姿を参考史料に「源氏物語・少女」の条に登場する藤典侍(とうのてんじ)の五節の舞姫姿を想定し具現化を披露しました。

NPO法人日本時代衣裳文化保存会理事長、小林豊子きもの学院学長、着装道宮島流衣紋宗家、宮島健吉先生の解説の本で、950年前にタイスリップして、古代衣装ショーを拝見しました。

中国から伝わった陰陽説に基づき、色を表現し、美しいの中で、礼儀、文化などの深い要素を現しました。十分は最高のレベルで、更に二分を加え、十二分の気持ちで表す「十二単姿」、その奥の深い思いを着付けの動作で伝えました。

今年は小林豊子きもの学院、北海道創学45周年、北海道本部設立40周年、文化事業「日本伝統衣裳の復元」30周年、NPO法人日本時代衣裳文化保存会設立10周年です。伝統文化の伝承として、日本時代衣裳展覧室を通じて、日本の文化、精神、愛と美の文明を広げ、世界の平和に貢献すると、小林豊子きもの学院の教育指針に書いてあります。毎年の新年交礼会の催しも、それに沿って演出し、着物の文化の末長い発展に貢献されてます。

来年もどんなショーになるのか楽しみに期待しております。
2015-01-19