陶氏診療院

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過労とうつ
カテゴリー 陶氏療法
8月28日、あるうつと言われる患者さん(外科医)の診療を受けました。男性、48歳、外見ではまったく見えないほど元気ぶり、しかし従業員から見ると、以前の元気さがないほど変わった先生みたいです。

なぜ、元気で一番頼りになる年齢の外科医がうつになりますか。普段の診療は集中力がなくなり、病歴の記録時、書けなくなり、日常生活にも支障が出ました。

患者さんの性格を見ると医者に向いている、生命に対しての責任感が強い、何にしても成功出来る、素晴らしい人です。弱いところは持続性と計画性と柔軟性です。外科医の二十数年間の実績もその通りです。

しかし、2.3年前、うつ症状が出て、薬で抑えたけど、今度また症状がひどくなりました。本人に聞いたら、一番の原因は「過労」です。

病院の外来や手術、身体の休みがないまま、二十数年間働いていました。結果は性格の弱いところが、無理しすぎて、故障になりました。

中国医学の視点から見れば、原因が分かると、その原因が解決をすれば、健康は戻れます。

診療して、陶氏療法を受けて、本人が頭からすっきりして、これから無理しない病院の仕事を受けることで、生活を調整するつもりです。そのままで行けば、うつの症状も元気と共に、消えていくと思います。

真面目 な 人は、他人のため、一生懸命に仕事して、自分のケアを忘れ、途中で身体を壊すほどの社会現象が、なんとなくむなしく感じます。人のためはいいことですが、自分の身体も大事にしながら、双方のやり取りは長く続けるでしょう。中国医学の陰陽バランス健康法が、うつの患者さんの力になればいいなあと思いました。
2014-08-30