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史跡巡りバスツアー空知コース
カテゴリー 日本
財界さっぽろ旅行事業部主催の史跡巡りバスツアー第二弾、空知コースが4月26日に、絶好の観光日和の中、満開の桜の中を36名の参加者と共に無事に終了しました。

財界さっぽろが発行した「開拓者の足跡を訪ねて」という書籍に登場する史跡や名所を巡るこのバスツアーでは、著者である社長の舟本秀男氏がガイドを務め、北海道の開拓に貢献した偉人たちの足跡を辿ります。

今回のツアーでは、札幌市東区にある札幌村郷土記念館をはじめ、札幌村の開祖である大友亀太郎の足跡も訪れました。彼は天保5年(1834年)に現在の小田原市の農家、飯倉吉右衛門の長男として生まれ、二宮尊徳に入門、安政5年(1858年)幕府役人に召しかかえられ、姓を大友と改めました。翌年新潟移民を経験し、蝦夷地に渡り、木古内で田畑30町歩余を開拓、大野村に移民しました。慶応2年(1866年)「蝦夷地全国永年開拓見込書」を箱館奉俼に提出、蝦夷地開墾掛を仰せつけられました。4月石狩に着、石狩平野を探査し、元村一帯(元札幌市東区)を開拓地と決めました。用水路を掘り、道路や橋なども作り、用水路は大友堀という、彼が築いた用水路は現在の創成川となり、彼の像も創成川沿いに建てられています。彼は蝦夷地での開拓に尽力しました。

また、有名な「札幌玉葱」(札幌黄)の栽培も札幌村で始まりました。明治4年には米国の種から栽培されたこの玉ねぎが、札幌市の歴史の一部となりました。さらに、石狩国札幌郡最古の寺院妙見山本龍寺を訪ね、松尾ジンギスカン本店での昼食後、滝川屯田兵屋、雨竜神社、新十津川町開拓記念館、坂本龍馬家の墓、月形樺戸博物館、篠津山囚人墓地など、様々な史跡や名所を巡りました。

ツアーでは歴史の勉強だけでなく、楽しい交流も行われ、札幌市の開拓者たちの偉業や苦労、囚人の開拓史など、多くの話題に触れ、参加者たちが将来子供たちに語り継ぎたいと感じた一日となりました。
2024-04-28