陶氏診療院

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突然の膵臓末期がん宣告の不安
カテゴリー 陶氏療法
金曜日(9月30日)8時過ぎ、患者さんから電話が来ました。60代定年したご主人が、突然に末期膵臓がん、肝臓転移と診断されました。

5月から、背中が痛く、数か所の病院に通い、異常なしと言われました。勿論、毎年の健康診断も問題ないと言われました。先週から、一週間下痢をして、再度検査したところ、膵臓がんと肝機能低下を発見し、黄疸も出て、胆管が詰まっていることが分かり、内視鏡で十二指腸から胆管にチューブを入れる手術が失敗で、これからつまった胆管の中の胆汁を外に出す(ドレナージ)必要と言われ、患者さんが大変恐怖で、手術は、はっきりと失敗で、自宅に戻りたい、静かに命が終わってほしいと悲観的な態度に困った奥さんからの相談電話でした。

誰でも突然に末期がんと言われると混乱します。特に、患者さんのご主人は元の仕事は記者です。事態の災厄の想定を考えながら、記事を書いていました。今回、自分自身の事も、災厄の考えが浮かびました。世の中、膵臓がんと言われた患者は、多数先生から言われた余命の期間で、なくなりました。膵臓がんの生存率もすべての腫瘍の中で、ナンバーワンでした。

私は中国の肝臓専門医で、膵臓がん肝臓転移もたくさんの治療経験があり、一つ一つ説明して、まず「経皮経肝的胆道ドレナージ」を受けてください。今の技術では、「経皮経肝的胆道ドレナージ」手術はかなり成功率が高い、去年、膵臓がんの女性患者、「経皮経肝的胆道ドレナージ」術後、診療院に通ったら、高熱が出なくなり、かなり体調を改善したことを患者さんに伝え、それをご主人本人にも伝えました。

翌日土曜日朝から、手術を順調にした報告を受け、しかし、夜トイレ行く時に、体外のチューブに引っかかり、
出血をしました。またパニックになりました。再度、そのようなことも想定する手術だから、一時の出血も心配しなくてもいいと伝え、少し落ち着きました。液体を飲める時に、早くFFCパイロゲンを飲むように指導しました。夜の患部の痛みで、不安で寝れないから、胆嚢と肝蔵の修復時間は夜11時から朝3時まで、症状が出るのも、身体のリズムは正常な反応で、回復できるとして、喜んで受けてください。必要な時に対症療法(鎮痛剤など)利用してもいいと伝えました。

日曜日の朝、おかゆとゼリー完食、FFCパイロゲンも飲めるようになり、ヤクルト8割飲んだとの報告も有りました。ヤクルトなどの乳製品を禁止と伝え、ご主人の気持ちは少しずつ落ち着くようになりました。

患者さんの気持ちは、専門家の適切な心のケアも、病気を乗り越える大事な内容でしょう。病院では貰えないなら、信頼できるところからいただくことしかないでしょう。早く退院できるように、祈ります。
2022-10-03