陶氏診療院

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陰陽理論と飲食
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中国医学の基本理論は陰陽理論です。陰陽理論により、健康を理解し支えて来ました。特に食事について、陰陽理論の指導はとても分かりやすい有効でした。

陰陽は物の二面性で、陰陽双方のよいバランスにより、生き物の成長を守っています。人の生活環境と食事などの影響で、陰性、陽性、中庸(理想な健康体)と分けられます。

食材も同じように陰性、陽性、中庸と分けられ、出来れば、中庸の食材を食べ、最初から健康のままを望んでいます。

しかし、生活中の食材が、好みにより、陰性の食材を取りすぎ、または反対に陽性の食材を取りすぎると、体質も偏ります。

そのため、もし、体質が中庸ではないとき、食材の陰陽性質を利用して、体質改善も可能です。

漢方アロマ療養師育成校旭川教室、第九期入門コースを9/27から、月二回で開講を始まりました。第一単位の内容は陰陽理論でした。以上の話をしました。そうすると、一人ヨガの指導者でもある生徒(見た目から陰性体質)が、自分の体験を話しました。若いとき、サイバン島へヨガの勉強するときのことです。毎日大量の夏果物(陰性の食材)を食べました。結果が毎日下痢をしました。中国医学の教えは下痢の原因の一つは寒気(陰性)が身体に溜まりました。その寒気を排除するため、「下痢」と言う手段で、身体が体内の寒気を外に出します。もしそれを間違って薬を使って、下痢を止めたら、寒気も身体に溜まったまま、いつか病気に変わります。

先の生徒さんが当時の下痢の原因が勉強してからやっと謎が解けました。幸い当時持っている下痢止まる薬を飲まないで我慢したから、ある意味では良かったです。

活きるための基本知識なのに、日本では基本教育に入っていないです。大人になったら補講しないと、生命には損するでしょう。中国では医食同源で、そのような知識が常識として、日常生活に溶け込んでいます。日本での中国医学の普及が必要ですね。
2013-09-29