陶氏診療院

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体質改善と急病乱投医(大腸がん)
カテゴリー 陶氏療法
中国医学では、治未病を最高の医術として、健康を作っています。まるで兵法の最高レベルは不戦で勝つことです。中国古代道家の政治理想「无為而治」(何もしないで天下が治まります)と異曲同工でしょう。その基本の方法は普段の体質改善です。一年の四季変化により、自分の年と環境を合わせて、するべきことと休むことで、リズムよく地球とともに生きて行きます。

普段は病状の出ない方、体質改善と言われても、なかなか納得しない人がいます。そのような方は、気づくのきっかけや症状が出るまで、待つしかないでしょう。手遅れでも、本人の人生で、医者は助言を受ける人に、医療行為を始めるでしょう。

予防意識のない方、いざ症状が出て、病気になった時、「急病乱投医」(溺れる者は藁をもつかむ)のように、なんでも試します。運が良かったら、助かるかもしれないけど、ほとんど対症療法を求めて、症状や病気の再発にも、時間の問題でしょう。

先日、「健康意識と食事の選び(大腸がん)」に書いた方も、以前の奥さんの健康助言を無視され、晩御飯後もお菓子で満腹するほど習慣があり、先日大腸がん術後、ぴったりお菓子食べるのをやめ、体調も良くなりました。

中国医学の知識は、まず勉強して知ることです。次は実践して、その真髄を確認します。最後は他人に伝え、再実践で確認します。その時の知識は知恵に進化します。体質改善と急病乱投医、まるで中国医学と西洋医学の社会現象、自分の立場と状況を把握して、正しく選択しましょう。
2021-09-06