陶氏診療院

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只可意会不可言伝
カテゴリー 中国医学
中国の諺「只可意会不可言伝」の意味は心で悟ることはできるが,言葉に出して伝えることはできないです。
人類の知恵や精神など、心で悟るしかないです。言葉で表すのは、本来の意味が随分変わります。完璧の言語表現で伝承することはできないです。そのため、言葉は人類の精神の伝承には、邪魔していることかもしれないです。

中国医学の伝承は、師匠に一生で付き添い、師匠のすべての行動を言葉ではなく、心で悟り、伝承をします。日本の千年以上の企業もその方法で伝承していると聞いております。今の中国の中医教育は、西洋教育の方法で、教科書からテストを受けて、資格を取る方法は、本来の中国医学の真髄が伝えていない部分が多いから、現代中医学は伝統中医学よりレベルが下がりました。

中国の歴史は5000年以上があり、文字記載するのは4000年しかない、その前の歴史は、言い伝える形で、伝承を受けついでいます。最近中国考古発掘した「三星堆」遺跡は、5000年前の銅器、焼き物がたくさん出てきて、文字が見つかっていないです。

北海道の原住民アイヌも文字を持っていないです。世界の各地の原住民も文字を持たないことは普通でしょう。文字がないほど、本来の精神が代々歪めないほど、伝承してきたかもしれないです。

今の中医学の原文を読む時、文字表面の意味だけではなく、漢字の本来の意味、造形部分や精神の内容もよく理解して、中医学の真髄が良く分るでしょう。

現代人の第六感がもしかしたら、一番正解に近い情報伝達になっているかもしれないです。人類より高い知恵を持っている生命体も、文字や言葉で情報伝達より、意識や波動(心の波)で交流しているでしょう。
2021-06-08