▼中国医学バックナンバー

2025-05-14
五官からの健康チェック
2025-05-13
中国医学では、なぜ痔の治療を頭の「百会」で行うのでしょうか?
2025-05-11
家族診療の日の記録更新
2025-04-27
学問の根底は哲学
2025-04-16
中国文化の陰陽とコンピュータ言語(二進法)
2025-04-04
病は気から
2025-04-03
西洋医学と中国医学の身体への視点の違い
2025-02-19
マレーシアの旅④中国伝統整体「鉄打(てつだ)」を体験
2025-02-07
中国医学と西洋医学の治療原則の違い
2024-12-11
風邪とカッサ療法
2024-12-10
晩御飯と体調
2024-12-06
睡眠の陰陽
2024-12-03
飢餓と生存
2024-11-23
医学の対象は「人」か「病気」か
2024-11-20
黄帝内経に学ぶ伝統的な食事法

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五官からの健康チェック
カテゴリー 中国医学
中国医学の観点からの「五官観察(顔の五つの感覚器を通じた健康状態のチェック)」としてまとめています:
一、口唇(くちびる):
唇が白っぽい → 血虚(けっきょ):血が不足している状態。
唇が紫色 → 血瘀(けつお):血の巡りが悪い。
唇が黒ずんでいる → 多くの場合、腎虚(じんきょ):腎の機能低下。
二、舌苔(ぜったい)・舌:
舌が腫れぼったく歯型がある → 脾虚(ひきょ):消化吸収力の低下。
舌苔が黄色くてべたつく → 湿熱(しつねつ):体内に湿気と熱がこもっている。
舌の色が淡く白っぽい → 多くは脾虚。
三、鼻:
鼻の頭が蒼白 → 多くの場合、血虚。
鼻の頭が青みがかっている → 脾胃虚寒(ひいきょかん):胃腸が冷えている。
鼻の頭が赤い → 肺や胃に熱がある。
四、目:
目の下が黒ずんでいる → 多くは腎虚。
目の下が腫れている(目袋が大きい) → 脾虚および湿気の滞り。
白目が黄色い → 肝胆の湿熱(かんたんのしつねつ)。
五、耳:
耳が青みがかっている → 体内に寒さや血の滞りがある可能性。
耳が蒼白で薄い → 気血(きけつ)の不足。
耳が黒ずんで乾燥している → 多くの場合は腎虚、腎気不足。
このように、顔や舌、耳などの「五官」を観察することは、身体の内臓の状態や気血のバランスを知るための大切な手がかりになります。日常の健康管理にも活かせる中医学の知恵です。
チェックして、気になったところ、陶氏診療院に相談に来てください。
一、口唇(くちびる):
唇が白っぽい → 血虚(けっきょ):血が不足している状態。
唇が紫色 → 血瘀(けつお):血の巡りが悪い。
唇が黒ずんでいる → 多くの場合、腎虚(じんきょ):腎の機能低下。
二、舌苔(ぜったい)・舌:
舌が腫れぼったく歯型がある → 脾虚(ひきょ):消化吸収力の低下。
舌苔が黄色くてべたつく → 湿熱(しつねつ):体内に湿気と熱がこもっている。
舌の色が淡く白っぽい → 多くは脾虚。
三、鼻:
鼻の頭が蒼白 → 多くの場合、血虚。
鼻の頭が青みがかっている → 脾胃虚寒(ひいきょかん):胃腸が冷えている。
鼻の頭が赤い → 肺や胃に熱がある。
四、目:
目の下が黒ずんでいる → 多くは腎虚。
目の下が腫れている(目袋が大きい) → 脾虚および湿気の滞り。
白目が黄色い → 肝胆の湿熱(かんたんのしつねつ)。
五、耳:
耳が青みがかっている → 体内に寒さや血の滞りがある可能性。
耳が蒼白で薄い → 気血(きけつ)の不足。
耳が黒ずんで乾燥している → 多くの場合は腎虚、腎気不足。
このように、顔や舌、耳などの「五官」を観察することは、身体の内臓の状態や気血のバランスを知るための大切な手がかりになります。日常の健康管理にも活かせる中医学の知恵です。
チェックして、気になったところ、陶氏診療院に相談に来てください。

2025-05-14