陶氏診療院

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ベンジャミンに実
カテゴリー 陶氏療法
診療院の観葉植物ベンジャミン、15年前、留学生が帰国するため、自分で育てたベンジャミンをくれました。当時は枝の伸びた幅、直径は80cmぐらいです。

診療院に移住しに来て、年々枝が伸びで、数年前一度庭師から、剪定して、少しおさまったけど、それからも、だんだん枝の伸びが元気よく、直径は150cmも超えました。春になると、新緑が増え、ますます元気に茂りました。

数年前から、春になると、緑の8-10㎜の実がありました。最初は数個で、最近五年間、大量の実が出て、前年まだ黄色くなった乾燥した実が落ちていないにも関わらず、横に新しい緑の実が出ました。

ベンジャミンに実は珍しい、ネットで調べたら、緑の実が、のち赤くなり、しかし、診療院のベンジャミンに実は赤くならないです。秋になると、黄色く白っぽい乾燥して、落ちます。実が出る前、小さな花も、小さく白い点が床に落ち、蜜があるから、触っても、べたべたでした。

芽が出ないたくさんの実、その意味が分からなくて、ネットで調べたら、なんとベンジャミンはイチジクと同じ仲間だそうです。ネットの情報*を添付するので参考にしてください。

*ベンジャミンは、和名がシダレガジュマルというクワ科の植物で、イチジクと同じなかまです。イチジクを漢字で無花果と書きますが、イチジクは、花は咲くのですが、普通に見られる花びらを持った花ではなく、実がそのままついたような感じになっています。それを昔の人は花と気づかなかったため、無花果と書きました。つまり、「実がなりました。」といっているそれが花で、いわゆる花托(花びらが付く軸の部分)が成長したものです。その中に、数個の種子が形成されます。

日本にはイチジクとイヌビワが同じような花を付けます。この様に花托がつぼの様に変形して、その内側に花がびっしり咲くものを「隠頭花序:いんとうかじょ」と言います。

ということで、花が咲かないのではなく、咲いている花があまりにも花らしくないので、花が咲かずに、いきなり実がなったと感じたものであると思います。

大鹿聖公
広島大学教育学部理科内容学研究室
NTT光ネットワークシステム研究所
阿部 宏
日本自然保護協会 自然観察指導員(https://www.asahi-net.or.jp/~rn8t-nkmr/family/benjamin/benjamin.htmlより)
2021-05-29