陶氏診療院

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2000前の漢方処方・発酵玄米・玄米酵素
カテゴリー 陶氏療法
医食同源の中国医学、その代表経典医書、中国最古の医典《黄帝内経》と本草書《神農本草経》だ。その中、食養方として、素晴らしい知恵と実用方法を記録された。食養方の薬が上中下品と分けた。

下品の治病薬(治療薬)は治病用の物で、全て毒(毒の特性で治療効果があり)を持っている。治療のため、毒を以て毒を制する。治病薬で、毒が多いので長期にわたる服用はよくないとし、現在の西洋医学をベースにした治療薬に相当すると考えられる。

中品は養性薬で、部分が毒をもっている。現在の強壮薬・予防薬・健康食品・保健薬に相当すると考えらる。体力を養う目的の養性薬で、使い方次第で毒にもなるので注意が必要とする。

上品は養命薬で、命を養う。生命を養う目的の養命薬で、無毒で長期食用(服用)可能とする。現代語に言い直すと、食品だ。本来の食品が、生命力を溢れる、勿論無農薬・有機・自然・天然の物とする。《黄帝内経》中で、上品の物は「種」と称し、種こそ、生命力の最高象徴だ。

《黄帝内経》中針療法が多く語ったが、漢方や食養療法が十三処方しか掲載しておりません。その一番目の処方は「湯液醪醴」、五穀を良く煮込んで、醗酵させて作った五臓六腑の治療剤だ。
2013-10-13