陶氏診療院

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「善治者治皮毛」
カテゴリー 中国医学
陰陽バランスを求める中国医学は、予防と養生は得意のほかに、治療にも抜群の効果で、民間の外治法を中国医学の凄さを美談になっています。

に、「故善治者治皮毛」*(治療がよくできる方は皮膚から実施する)の論述は、中国医学の外治法の始まりでしょう。その第一の方法はカッサ(刮痧)です。

中国医学の外治方法は、民間で歩いている医者さんの特技として、即効性により、救命や急病にもすぐ結果が表します。23年間の診療院のカッサ(刮痧)施療で、その意味がよく分かりました。普通の急性と慢性疼痛や、生活習慣病の高血圧、糖尿病、心臓病、がんまで、その施療後の変化は、本人も、私を含め、毎回驚きました。

中国医学の治療の順番は、身体から見ると、皮膚から、筋肉や血脈、のち六腑と五臓です。それは、病気の発展の時間軸にも関係あります。医者の治療手段から見ると、カッサ(刮痧)、鍼、灸、漢方の順番です。

レベル高い中国医学の先生では、未病を診断でき、早期の皮膚から対応でき、病気は出る前に、陰陽バランスを整え、元気に戻ります。

*「黄帝内経」の素問・陰陽応象大論篇第五(原文):故善治者治皮毛,其次治肌肤,其次治筋脉,其次治六腑,其次治五脏。治五脏者,半死半生也。(治療がよくできる方は皮膚から実施する、その次は筋肉と血脈、さらにその次は六腑を治療し、最後は五臓を治療する。五臓まで病気になった患者は、半分助かり半分助からないだ。)
2021-03-15