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黄帝内経食養生法指導による糖尿病治療成功事例①
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発表論文抄録

        黄帝内経食養生法指導による糖尿病治療成功事例

                  陶氏診療院院長・医学博士 陶恵栄 副院長 沈 怡


背景と目的
国際糖尿病連合が発表した「Diabetes Atlas 2012 update」によると、成人(20~79歳)における世界の糖尿病人口は3億を超え、日本でも700万人を超えている。世界の糖尿病人口のランキングで、日本は第9位にしている。日本の成人における糖尿病人口は約710万7,700人で、うち糖尿病の診断を受けていない人が351万1,200人と推定されている。患者1人当たりの糖尿病による経済的損失は、約32万円(3,266ドル)に相当する。

日本では40年間で約3万人から700万人程度にまで増加しており、境界型糖尿病(糖尿病予備軍)を含めると2000万人に及ぶとも言われる。数増えると発症年齢の若年化一方の糖尿病に西洋医学の糖尿病治療(食事療法、運動療法、投薬療法)と予防策が追いつかない現状で、黄帝内経食養生法指導により、薬に頼らないで、血糖値を正常に戻し、普通の健康生活を送る二例を報告する。

病例1
女性、75歳。6年前から、健康診断で糖尿病・脂質異常症・肝機能障害と指摘され、未治療。2012年5月30日、構音障害、左片麻痺、急性期脳梗塞(右基底核)、糖尿病と診断され入院。アトロンボン投与、高圧酸素治療中、血小板減少を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)の投薬治療の副作用により、高熱、多臓器不全による急性腎不全になり、緊急治療を切り替え、利尿剤治療で病状を安定した。糖尿病について、グラクティブやインスリン投与により、血糖値が正常になっていない、入院時、BS263、HbA1c9.2、退院時のBS160、HbA1c6.8。退院後、陶氏陰陽バランス健康法*で、調気・血・水・心と無薬で、三ヶ月、BS96、HbA1c5.4正常に戻った。一年後BS83、HbA1c6.0正常に維持した。構音障害改善、左片麻痺も改善、生活支障がほとんどない。
2013-10-27