陶氏診療院

アクセスカウンター


▼陶氏療法バックナンバー
過去ブログはこちらから
腸内細菌と腸管と体内時計
カテゴリー 陶氏療法
ICNIM2018(統合医療機能性食品国際学会第26回年会)、7月21日の基調講演は早稲田大学先端生命医科学センターの柴田重信教授の発表「体内時計からみた食と健康」による、「腸内細菌自身は体内時計を持たないが、我々の消化管には体内時計が備わっています。」と言いました。

面白い仕組みですね。腸内細菌は体内時計がないから、与えられた仕事をいつでも頑張ります。サラリーマンみたいで、会社の指針と社長の指令で、いつでも働きます。しかし、消化管はリズムがあり、好き嫌いもあるから、リズムに離れた任務には、喜ばない訳です。腸内細菌の健康を注目してある時、消化管のことを忘れてはいけないです。

ちなみに、なにを食べるより、いつ食べるかが最も大事です。柴田先生は日本もアメリカも夜食をメインにする事の危険性を指摘しました。

柴田先生は東京港区の小中学校の協力で、朝食をしっかり取り、タンパク質もバランス良く取れば、身体の筋肉維持にとても有効で、健康に助かりました。朝食を正しく取る学生は、勉強の意欲、運動能力も向上で、子供を持つ親にその情報を伝えるのはとても重要です。

アメリカも同じ食事を取っていることは、安心できないです。なぜかというと、アメリカの平均寿命、健康状況は健康モデルではないです。アジア人の健康基準は、アジアらしい基準が必要、体内時計と言ったら、2000年前中国医学からの「過午不食」の知恵も、これから健康ガイドのように普及すれば、なおさら効果が期待できるでしょう。
2018-07-25