陶氏診療院

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「経営に役に立つ脳科学」
カテゴリー 日本
4月11日、北海道中小企業家同友会未知の会(青年部)30周年記念講演会、「ホンマでっか!?TV」でおなじみの澤口俊之氏の講演会がありました。テーマは認知神経科学者専門の「経営に役に立つ脳科学」です。

澤口講師の理論は「人間性知能(HQ)」のセンターとしての前脳前野にあり、人間性知能HQの中心は「目標達成力」です。吉田松陰名言「夢なき者に成功なし」を用いて、経営者の夢を持つが大事と言いました。

澤口講師の研究で、一流大学行くの生徒は人間性知能HQ必ず高いではなく、成功者の中で、人間性知能HQは高いことは間違いないです。HQ高い社ほど仕事を持続し、高度な職に就く(指導的立場に就く)可能性が高いです(年と関係ない)。会社員・指導者が伸ばすべき脳力=HQ。HQが高い社員ほど仕事ができる、企業内評価や年収が高いと言います。

経営者の「顔の幅も」重要と言われ、顔幅と目から唇の割数字が高いほどいいと言いました。澤口先生は自分の顔が向かないけど、経団連現会長はいい例です。アメリカ大統領を統計すると、とても高いです。現アメリカ大統領は2.08ほど高い数字を持っています。その数字は女性にも通用します。さらに2D(差し指):4D(薬指)も重要です。2D長い人は女性脳をもつ、4D長い人は男性脳をもつ、その原因は胎児期の性ホルモンで決まりました。男性脳をもつ人は経済競争に強く、競争的仕事・経営などに向きます。

HQが高い人ほど恋愛の良好度も高い、女性は恋愛が上手くいかない場合、バラの香りを利用する、男性は汗(特に脇)をかくがいいけど、男性同士の協調性も高まるデータがあり、その要は商品もありました。夫婦のHQが高いほど結婚も良好に(不和や離婚が少ない)、主観的な成功度も高いです。HQは夢をかなえる脳力と澤口講師が言いました。脳科学的には、HQが高い人が、頭がいい人、学校でも勉強ができます。

最後に人間性知能HQの向上法を教えました。脳トレと有酸素運動(ジョギング・ウォーキング)です。45歳から前頭前野の萎縮が始まり、有酸素運動の予防効果があり、よく運動する人ほどHQが高いです。

後進・社員育成のポイントもまとめました。「HQ向上」が基本ですが、夢・目標を持たせる、将来をイメージさせる;「幅法(目標に幅を持たせる)を利用する⇒目標達成の「王道」;「過程(努力したことなど)」を褒める⇒やる気が出ることが「王道」(*ただし、褒めすぎはNG);好奇心・探求心をもたせる⇒やる気と主体性が高まる;「メンタリング効果」を利用する⇒優れた指導者の「模倣」で優れた部下が育つです。

HQの向上法についてほかの方法も紹介しました。「夢」をもつ(夢を書くと年収が数倍に);ハグできる友人をもつ(犬でもOK);料理や家事をする(良き家庭人ほど出世する);ジャズを聴く(ゴルフのパットの制度も上がる);自転車に乗る(毎日30分程度で記憶力向上);インターネット検索をするなどなど。

大変勉強になる講演会でした。
2017-04-15