陶氏診療院

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「時を待つ」
カテゴリー 日本
4月28日、札幌市倫理法人会第1524回経営者モーニングセミナー(MS)は、講師に法人アドバイザー原田善征氏をお迎えして、テーマ「時を待つ」にてご講話いただきました。

昭和18年11月16日生、旅館業で成功した原田講師は平成元年倫理法人会入会、県南準倫理法人会会長、宮城県倫理法人会会長、法人スーパーバイザーとして、全国講話で走り回っていました。沢山の読書家で、講話の中身が知識豊富で、人気の講師です。

以前熊本のお客さんの話を聞いた時、熊本は台風はあっても地震災難がないと言われました。今回の地震は大変になりました。しかし調べると、熊本は869年、1611年に大きな地震がありました。目の前のことや、最近の情報だけに頼ると、真実にほど遠いことがあります。

講話の中、2011年3月11日、東北地方の太平洋沖でM9.0の巨大地震が発生した時、女川原子力発電所は震源地に近く、地震の揺れ加速度が大きかったです。地震に伴って、高さ13mの津波が女川を襲いました。この津波は福島第1原子力発電所を襲った高さ14mとほぼ同じであり、40年前当時の設計の時、東北電力の人々は貞観地震で発生した津波のことを調べていた平井弥之助氏は他の人達が想定した津波の高さよりも高い津波に備えることを強く主張し、自分の意見を実現させました。その結果、女川では主要施設が標高14.8mに建設されました。3.11時の災難を逃れました。
更に仙台市都市設計する時に、車の時代を想定して、広い道路をつくり、恩恵をいただきました。物知りの講師はたくさんの事例を語り、先見の明を持つ必要性を語りました。

物事に備えれば、偉業になります。経済、企業にも内部留保は必要でしょう。

朝のMS参加するのは自分と闘います。しかし、参加するだけなら、何も意味がないでしょう。実践こそ、倫理の勉強から成長に繋がります。

人生の中、いろいろな挫折があります。耐える、辛抱することも必要でしょう。要物必要で、普段善を積めば、時を待って、開花する時期も来るでしょう。積善之家必有餘慶積不善之家必有餘殃( 積善の家には必ず余慶あり、積不善の家には必ず余殃有り) 「易経」より。

今日の参加者43名41社、うち女性8名でした。
2016-04-30