陶氏診療院

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痛み(腰痛)と気
カテゴリー 陶氏療法
70歳の男性患者、慢性腰痛急性発作で、2015年9月2日に診療に来ました。

寝返りもできない、車運転もできない、大工の仕事は出勤できないです。社長の紹介で、友人に頼んで車で連れ来てもらい、陶氏療法を受けました。

施療後、背中のおけつ(瘀血)を本人が見て、びっくりしました。施療も痛いけど、腰の痛さに比べたら、まだ辛抱できると本人が言いました。

わずか20分後、体重を測る時、本人は簡単に片足を上げ、靴下を脱ぎました。患者自身もびっくりしました。片足が上げるようになりました。今までの腰痛は嘘のように減りました。

喜んで帰った患者を診て、「痛みと気」のことを、患者がどのぐらい理解しているか気になります。

施療後、西洋医学の検査(画像や血液など)は、変化はないでしょう。しかし、患者の苦痛な腰痛が消えたことは、事実です。その時の腰痛は「気」の世界です。西洋医学では「気」を知らないから、測定は何も出ないでしょう。

中国医学では、「気」の流れがよくなると、健康です。「気」の流れは滞りなど異常が発生したら、かゆみ(痒み)、しびれ(痺れ)、痛み、麻痺まで様々な症状が出ます。其の時、ほんとの原因を改善したら、症状も消えます。その速さも薬や物理療法より明らかに違います。

「気」の異常は「気」の治療(かっさ・刮痧)を行えば、簡単に解決できます。

大工さんの仕事は腰に過労をかけ、時には避けられない職業病でしょう。一度腰痛を経験して、普段の仕事時の体勢や無理な負荷を注意して、後は教えていた「腰痛体操」をしっかり練習して、予備がある身体を作れば、腰痛の急性発作も減るでしょう。
2015-09-04