陶氏診療院

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アキレス腱のリウマチ
カテゴリー 陶氏療法
リウマチは、自分の免疫細胞が誤って自分の関節を攻撃し、痛みや変形を引き起こす病気です。リウマチというと、手の指の痛みや変形を連想されることが多いかもしれませんが、実際には足首や足の指にもよく発症します。特に、アキレス腱周囲のリウマチは血液検査の炎症マーカーが正常範囲内であることも多く、診断が難しいことがあります。

10月に、友人の紹介で札幌に住む40代の女性患者さんが来院されました。彼女はアキレス腱にリウマチ症状がありましたが、妹も慢性リウマチを患っているため、自身も心配になり診察を受けたそうです。患者さんはこれまで関節症状はありませんでしたが、妹の治療が思うような効果を上げていないことから、従来の西洋医学ではなく、中国医学の治療を選択しました。

中国医学では、リウマチは「風湿病」として診断されます。病気の原因は「風邪(ふうじゃ)」と「湿邪(しつじゃ)」と考えられ、それらを取り除くことが治療の主軸となります。また、体質改善も重要視されます。

患者さんは陶氏療法による体質改善を取り入れ、一か月間にわたり週に一回施療を受けました。その結果、アキレス腱の痛みがなくなり、本人も大変喜んで体質改善を継続しています。

アキレス腱のリウマチは、早期に体質改善の治療を行わなければ、慢性化して関節症状が現れることが予測されます。この患者さんの早期の判断は、非常に良いものでした。
2024-11-06