陶氏診療院

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先天と後天の手順
9月5日、漢方アロマ療法師育成校の理論初級コースで、腎経、膀胱経、脾経、胃経について学びました。今回、一人の卒業生が再受講に来られて、四人の勉強になりました。

中国医学における生命の捉え方は「陰陽」に基づいており、生命の維持は「先天」と「後天」に分けられます。生まれつき持っている先天のエネルギーは腎経に蓄えられており、それを大切に使うことが重要です。一方で、生まれてから健康を維持するためには、後天的な努力が必要です。それには脾経と胃経のケアが欠かせません。

後天的な努力として、まず学ぶことが必要です。生命を健康に保つためには、生命のリズムを理解し、後天的に必要なエネルギーを取り入れ、トラブルが生じた際には脾経や胃経を活用することが重要です。

陰陽のバランスが崩れると病気になります。健康を取り戻すためには、このバランスを整えることが大切です。身体の陰と陽に関わる経絡の中で、胃経は唯一、両方に繋がっているため、胃経のケアは陰陽のバランスを整え、病気を防ぐ一つの選択肢となります。

胃経のケアには「軽(元ベリケアー)」精油を使用します。腹部の中脘(ちゅうかん)から足三里までの胃経に沿って行い、患者の治療でも胃経と脾経からアプローチすることで、より早く効果を得られるでしょう。

次回の授業は9月18日と19日の13:00〜17:00に行われます。再受講をお待ちしております。
2024-09-09