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日本の論語教育
カテゴリー 日本
論語とは、中国の孔子先生が生前に語った言葉や日常の行い、また、弟子達の質問に答えた話などを、その当時の弟子達が書き留めておいたものを、孔子先生の死後、約300年かけて何代もの弟子達によって現在の形にまとめられた孔子先生の人柄や思想を知るうえで最も重要な書物です。つまり、理想的な生き方についてのシンプルなルールを学べるのが「論語」の大きな魅力と言えるでしょう。


中国の文化として世界文化遺産に登録してもいいほど、素晴らしい価値ある思想が、中国よりも、日本での教育の場が多いことを以前知りました。それは大人のリーダー育成や研究のために良く使われています。日本にある孔子学院にも教える教室があります。

2月14日、北海道中国会の新年晩餐会で、なんと「寺子屋・こども論語塾」の学生に論語の素読を披露していただき、驚き、感動、恥かしい、複雑な感情を味わいました。こどもの喝采と同時に、自分の子供時にそのような環境がないこと、自分のこどもにも提供していないこと、深く反省しました。きっと、晩餐会に参加した人達もいろいろな感想を持ったことでしょう。

子曰く(しのたまわく)、学びて時に之を習う、また説ばし(よろこばし)からずや。朋遠方より来たる有り、また楽しからずや。人知らずして慍みず(うらみず)、また君子ならずや。

子曰く、巧言令色、鮮なし仁。

子曰く、故きを温めて新しきを知る、以って師と為すべし。

子曰く、君子は義に喩り(さとり)、小人は利に喩る。

子曰く、徳は孤ならず、必ず隣あり。

子曰く、仁遠からんや、我仁を欲すれば、斯ち仁至る。

四人の子供は流暢に素読して、更に分かりやすい日本語に解釈して、素晴らしい理解力に感銘しました。四人の小学生は礼儀も正しいし、とても可愛く感じました。

こどもの論語素読が新年晩餐会の花になり、最後に塾長の新田先生の指導で、全員で素読しました。とても楽しい勉強会になりました。感謝いたします。
2015-02-16