陶氏診療院

アクセスカウンター


▼日本バックナンバー
過去ブログはこちらから
社内通貨
カテゴリー 日本
社内通貨、聞いた時びっくりしました。その通貨の中身が知りたくなりました。

2月6日、ある食事会で、あすか税理士法人の川股修二税理士の話を聞きました。川股修二税理士は税理士たちが法律の知識が足りないことに気付きました。50過ぎで、北大法学部の大学院で勉強することに挑戦しました。今は法学博士号を持っている珍しい税理士です。

川股修二税理士が大学へ勉強する時、自分がいなくても会社の業績に影響がないように、代表の発想で社内通貨のアイディアが生まれ運営をしました。

例えばリーダー税理士は50万円の仕事を獲得しました。50万円の社会通貨が発生します。しかし、協力が必要な時、新人や部下に依頼する時にその分の通貨も新人や部下に移ります。年末、その稼いだ通貨はボーナスとリンクします。勿論、ベテラントップ税理士はたくさん社内通貨を嫁ぎます。まだ一人前になっていない社員に協力した仕事の分を譲る事もでき、受ける社員も有り難い気持ちで今後の仕事に励みになります。明確なボーナス制度で、年間ボーナス目標設定も簡単になりました。さすが税理会社です。

社内通貨の応用により、川股先生の勉強期間、会社の業務は三倍に増えました。今は大通、大通Forte、新さっぽろ、千歳四支店まで事業を拡大し、先生自身も月一回のSTV朝ラジオや札幌大学で教鞭をふるうなど、活躍しております。川股先生はこれから農業と観光業を応援する中小企業のパートナとして、新たな税理会社を転換すると抱負を語りました。

税理士は企業の税理協力だけではなく、たくさんの会社の中身を知る事を、付加価値として、中小企業の成長を積極的に指導と応援ができることは医者と患者の関係に似ています。とても感心した話でした。
2015-02-07