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「幸福へのブレイクスルー」
カテゴリー 日本
10/10、札幌市倫理法人会幹部研修の続き、10/11、札幌市倫理法人会モーニングセミナーで、(社)倫理研究所法人局参与、田中範孝氏が講話をしました。テーマは「幸福へのブレイクスルー」(田中範孝氏著書の一つ)です。

45年倫理暦の先輩、倫理研究所の編集部で、月刊誌「新世」、「Sunpower」、「倫理新報」などの編集長として、出版活動に従事、今年から参与として、全国講演を回ります。

田中範孝氏、1948年鹿児島県出身、薩摩人として、薩摩人の気質を表す言葉、「泣こよっか、ひっ翔(と)べ」をはじめ、先祖の教えは、理屈無し、実践することを教えていただきました。

ブレイクスルーとは現状の行き詰まりを打開することで、物事が飛躍的に前進する、「泣こよっか、ひっ翔べ」とは、ブレイクスルーに通じるの語りました。

「倫理はプラス思考ですか?」と問われるけれど、「万人幸福の栞」の言葉を照らす、「苦難は天の試練である、堪(た)えしのんで努力すれば、よい結果が来ると考えたからであろう。」(P29)、苦難さえ、明るく考えることは、完全にプラス思考です。

苦難は幸福の門の考え方の倫理は常識ではなく、非常識でもなく、プラス思考をはるかに突き抜けている、超常識です。「起きてくることを乗越えれば幸せになる」と考えるは常識のプラスです。純粋倫理は「起きてくることそのものが素晴らしい」と考えるです。

「起きてくることが良いのですから、わざわざプラスと見る必要も、歯を食いしばって耐える必要もありません。すでにプラスそのものなのです。だからただただ喜んで受け止め、改めるべきことを改めていけばいい。これこそプラス思考を超えた苦難観であり、『常識』を突き破る『ブレイクスルー思考』といっていいでしょう」。

倫理研究所出版物の編集経験で、千差万別の体験情報を取材し、共通の物があることに気づいたのです。それは、いずれも自分の(小さな)常識を超えている、理屈抜きの実践、常識を超える一歩(=ブレイクスルー)のことです。

世の中、すぐ伝染することは三つがあります。「不機嫌」、「あくび」と「笑い」です。笑いも初級(おかしいと思った時)、中級(おかしくなくても笑うこと)、上級(辛い、苦しいときでも笑えること)の三段階に分けます。

上級の笑いを出来るため、常に明朗が必要です。努力は人の領分で、結果は天の領分です。そこからは、神の領域、お任せ心を持てば、明るくなれます。

純粋倫理は、我境一体の倫理で、実践により、心から肉体へ、家庭へ、職場へ、社会へと拡がり、喜びの人生を創造できます。

今の日本、高学歴無教養社会現象を打開するため、今こそ清き心、赤き心、直き心の日本人精神が必要です。

大変勉強になりました。田中参与、二日間に渡りありがとうございました。
2012-10-11