陶氏診療院

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中国での診療
カテゴリー 陶氏療法
今回中国いる間、以前診療した難病の患者へ診療に行きました。半年ぶりに患者が元気になり、発病数年前から白血球の異常は、先月血液の検査で、初めて正常になりました。本人、家族とも喜んでいました。

そのほか、二人のがん患者も診療しました。一人は49歳女性の子宮頸がん、もう一人は49歳の男性肺がん転移患者です。

40代の男女二人、一番の原因は短期間の激しいストレスです。病は気から、二人の病気の成因、環境や喫煙などの原因もありますが、心からの要因は大きいです。

病気を診断された時、自分と家族から身体への健康意識が変わり、心からのストレスが、かなり解消されました。さらに、喫煙や不規則生活も改善し、その組織が、がん化の原因を解消することで、がん組織の活動も抑えます。本来、命に影響がないがん組織、様子を見るというのも1つの選択肢でしょう。でも、がんと診断されてしまうと、みんな厄介のものと考え、急いで取り除きたいです。その傾向は西洋医学が宣伝したがん対策の一つとして、早期発見、早期切除に関係しています。

しかし、早期発見、早期切除の疫学調査の結果、有意義な統計が見当たらないのです。悪性腫瘍の早期発見、早期切除、綜合的に判断したとしても、生命の寿命によい影響も見当たらないです。

早期発見、早期切除、病気との闘う長い期間は、心から身体までの負担となり、生活の質も下がります。近代のがん治療の選択肢として、わたしは疑問をもちます。

中国のがん治療の現状は、日本とあまり変わらず、三大療法をメインとしています。手術の切除、抗がん剤の使用、放射線の照射、すべて戦い姿勢で、あまり効果上がっていません。

周りにいるがん患者の歳が段々若くなっていく傾向が見られます。治療しても、がん死になるだけです。私と同じく現代がん治療に疑問を持っている大衆が増えました。西洋医学のがん治療の他に、生きる道を探している人が多くなりました。

中国では、伝統医学の土壌があり、中国医学の健康理念、病気に対する考え方、症状の対応方法は、西洋医学とは対照的です。病気になった時の最初の反応は、病気から持たされた症状を分析しながら、感謝の気持ちに変わります。病気への感謝は、病気という事実は、身体が自分に対しての信号、情報として捕らえ、これからの健康の警告ともとらえられるでしょう。感謝の気持ちがあれば、その警告も正しく受け、伝え、新たな病気にも発展しないでしょう。

二人のがん患者を診察して、その未来を話して、きっと、これからのがんに対している恐怖感を減り、感謝の気持ちを生まれるでしょう。

次回の帰国時、いい診療効果を期待します。
2013-01-08