陶氏診療院

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「本当にそうか?」
カテゴリー 日本
3月7日(木)、札幌市倫理法人会第1369回経営者モーニングセミナーが行いました。北清商事株式会社代表取締役大作佳範氏が「本当にそうか?」の講話がありました。

今年50歳になる大作氏は、10年前に今の産業廃棄物処理とリサイクルの会社社長に就任しました。就任当時、会社はちょうど25周年目にあたり、会社の経営管理環境を良くするため、大作氏はいろいろな仕組みを取り入れました。褒章制度や評価制度、または勉強会と研修会なども全社員に強制的に参加させ、大作社長は自分なり一生懸命で社長業をやっているつもりだったが、一年後、会社が危機に落ちました。褒章制度年度末、ベスト10の社員の中、8人が会社を辞めることになり、その制度の実行により、社員の働きは金目当てのような社風に変わり、勉強も義務になり、レポートも事務的に「勉強になりました」の一言になりました。おまけに、大作氏の以前勤めた会社の上司を誘って、二人三脚で会社を運営するところ、時間を経つと、二人の考え方が合わないため、うまくいかないです。さらに、売り上げ25%占めるお客が失い、会社、大作氏自分の気持ちもどん底になりました。

朝6時出社しても、前日の付き合うなどの疲れが溜まり、社員への掛け言葉はネガティブになり、ほぼ毎日小事件した。優秀な社員が辞める連れ、大作氏自身も車に乗って、仕事へ出ないと行けない状況になりました。なぜそうなるか、ということを考える、分かったことがあったそうです。それは自分に自信がないということです。褒章制度や評価制度を無理やりに取り入れ、また、毎日きちんと仕事をしている社員の存在は、制度の中では評価されないのです。反省の気持ちをもって、ある朝の礼の時に全社員へ謝り、制度もやめることになりました。その時、年配のベテラン社員が「以前の社長が良かった。」といったのです。日頃あまり意見を言わない社員でした。

大作社長が心から反省した言葉に、慰めの言葉は返ってきませんでしたが、社員との距離感が縮んだと感じたそうです。その後の三年間、会社はなんの制度もとりいれなかったのですが、自分が改善策を探すとき、コーチングと出会いました。早速勉強を参加する時、三ヶ月で会社の売り上げが三倍挙がり、元も3億まで戻りました。

コーチングを勉強して、気付いたことは、今まで考えることの範囲が狭い自分を分かりました。仕事の限界の決め手は自分です。人間の能力のことを考えると、限界がないです。そして、自習的な勉強会を再開し、会社が全面的にサポートします。最初は誰でも参加しないが、ある時、仕事をしている社員が営業のことを聞かれ、答えができないから、いい仕事のチャンスを逃しました。悔しい気持ちで勉強に参加して、積極的に宣伝営業チラシを配り、一軒の問い合わせから、契約までなり、成功の喜びの後、今までのお客さんが、先輩の努力によりできたことも気付き、仕事の喜びと感謝の気持ちが生まれました。

コーチングの勉強は一番使う言葉は「本当そうですか?」です。硬い自分の考えが今の現状を理解して、常識を超える常識が通常の思考パターンになりました。年間3億売り上げの会社、一つ3億円の契約をした時、喜びより不安の気持ちが先でした。でも、人の限界はないとのコーチングの発想で、会社の業務もどんどん広がります。産業廃棄から、銀行の管理システムソフトまで提供し、受注を受ける会社から、バートナー会社に「進化」しました。

大作社長は本業をしながら、経営者として、コーチングのコーチ・講師としても活動しています。大作社長の成長話、いろいろなヒントがモーニングセミナー参加者に与えて、講話のはじめ、大作社長が前日届いたマガジンが倫理法人会創始者丸山敏雄の言葉が書いていることを持ち上がって、倫理経営にも不思議の縁で繋がりました。
2013-03-07