陶氏診療院

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「出せば“入る”」
カテゴリー 日本
一年に一回の札幌市倫理法人会倫理経営講演会が、4月3日、札幌市倫理法人会の新しく毎週朝開催する経営者モーニングセミナー会場、ホテルレオバレス札幌で行われました。111名の参加者で、倫理研究所法人局教育業務部企画室チーフ、高橋哲也研究員の講話「出せば“入る”」を聞いて、倫理法人会研究員のレベルの高さに感心しました。

高橋講師、昭和59年神奈川県小田原市生まれ、祖父母、両親の影響を受け、倫理の学びに触れました。高校、大学時代に本格的に倫理を学び始め、青年活動に取り組みました。今回の倫理経営講演会、前半は事業体験報告、株式会社渡大組社長の渡辺幸雄氏の「事業継承と倫理経営」の講話がありました。予定より時間が超えても、まったくあせらず、堂々と自分に残された時間内で、ゆっくりと明確に話をする度胸を見せられ、さすが倫理研究所の研究員と皆さん感じました。

講演のはじめ、毎年正月に生中継される箱根駅伝の話をして、自分の生まれた地元は、小田原市中継所の歩くと7分のところで、毎年生で駅伝を観賞し応援をしましたと話、上手に自己紹介をしました。

去年箱根駅伝優勝したチームは日本体育大学です。前年度は繰り上げスタートを受け、20チーム中で19位の成績でした。一年間の汚名挽回、ヒントになるのは駅伝強化委員長の指導です。夜10時半に寝る、朝5時に起床、朝食をしっかり取る、朝連の前、グランドの清掃を先にする。要するに本番に走る前、人間性や生活力をつけて、それにより、一人20キロ駅伝の距離を生かすの精神力を鍛えられました。その結果、見事に総合優勝することを見ると、倫理の教えと共通点が沢山あることを高橋講師は紹介しました。

高橋講師はまた「心」との話題を皆さんに投げかけました。「心は目に見えない、手にもてません。」でも「表情・言葉・態度・体」を通じて、「人相・口癖・性格・健康」と現し、そして「周囲・状況・環境・運命」となり、心(原因)と現況(結果)の因果関係を細かく説明しました。

良い現在、未来を求めるとき、型を変え、心を変え、古い自分を捨てる必要があると高橋講師が助言しました。

「出せば“入る”」と言って、「皆さんが何を出せばいい」と高橋講師から言われ、皆さんは考えました。「時間・気力・知力・財力」と一つ一つ説明して、それはすべて見えない心から生み出した行動の内容と高橋講師は言いました。「どのように出せば」と話したところ、「人のために、喜んで、結果を考えず、余力を残さず」と教えていただきました。その結果は「要物必与」と自然になります。沢山の事例を用いて、様々な理解が有っても、理想に至らないのは、自分の「執着心」、すなわち「欲」が邪魔をしています。

素晴らしい話は、何回聞いても、心に響き、自分の至らないところを日々磨きが必要と自覚しました。参加者と同感しながら、会場から去りました。札幌市倫理経営講演会、講師から参加者、すべての人々の協力で、大成功に終わりました。
2013-04-07