陶氏診療院

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生活と癌②癌が多いの原因
カテゴリー 陶氏療法
30年前、癌は珍しい病気でした。大学での勉強も、癌について、研究とデータが今よりぜんぜん少ないから、そんなに十分な知識を教えてなかったような気がします。

病院に勤務をはじめ、肝臓病棟で、肝臓がんの患者もそんなに多くなかったことも事実です。1991年北京で開催された第10回環太平洋腫瘍国際大会(The 10TH Pacific Cancer Conference)で、当時看護婦でいた妻と一緒に参加し、口頭で発表した論文は確か末期がん患者にLAK細胞療法の看護経験でした。でも、病棟で病死した病名は慢性肝炎、肝硬変からの肝機能不全、劇症肝炎が多かったです。肝臓がんは一割程度でした。

癌の急増はつい、ごく最近のことと思います。その原因も最近の環境変化からと見えるでしょう。

私は初めて「癌」と知らせた若者の病因はよく分からないけど、当時の工場の技術者が少なく、若い技術者として、大変な勉強を経て、今の言葉で言うとストレスの可能性が高いでしょう。

お爺さんの食道癌は熱い食事のやけどが原因でしょう。物理的な原因で、それでも、79歳で発病したこと、人類の細胞の修復力が強いことが理解できます。

大学での勉強は、癌の原因が様々で、外因からと内因があります。中国医学の治療方針は「治未病」です。治未病の一番効果的なことは病気の原因を予測し、事前に解決することです。それを考えて、西洋医学の三大療法「切る・焼く・殺す」(手術・放射線・抗がん剤)は、対症療法に過ぎないです。病棟に勤めた時も、西洋医学の三大療法で、治った癌患者はいなかったです。唯一癌病巣が消えた患者は、LAK療法でした。西洋医学の癌の「三大療法」は今でもメイン治療です。しかし当初から、問題が沢山あり、今は大量発生したがん患者に、対応が切れないほど、社会問題になりました。

私はがん患者の増加と西洋医学の治療効果に期待できないから、留学の気持ちへと繋がりました。

20年前に、日本に来た時、がん患者の多さにびっくりしました。まだ日本語が分からない時、新聞の記事で、有名なアナウサー逸見さんの癌の告知と手術の記事を見て、そんなに臓器を切除され、まもなく死にますかと思いました。結果がその通りでした。後で本人の日記から、主治医に大変な不信も書かれ、なおさら早くなくなるともにも繋がるでしょう。彼の癌の原因は、第三者から見ると、仕事と生活から来ていることも理解しやすいでしょう。有能と思える反面、プレシャーが強くて、毎日の重圧と社会への反発、多分昼でも、寝ている時でも開放されていないでしょう。ある一種の社会病みたいです。
2013-04-29