陶氏診療院

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汗と健康
カテゴリー 中国医学
連日の真夏の日が続き、さすがに避暑地の北海道の人々も、苦情が日常会話に出ました。汗が止まらないことは、日常茶飯事になりました。

診療院に来る患者さんの挨拶も、「暑いね」が多くなりました。熱いから、汗が出るのは、当然で、学生時代、上海にいる時に、パンツ一丁で、日陰で受験勉強した記憶をいまだに覚えていました。

汗は夏で流すもので、それは健康の象徴です。しかし、汗が出ない方がいます。温度を調整する汗が出ないと、熱い時にはとても苦しいでしょう。身体にはサウナ状態で、五臓の機能も低下や壊れる危険性があります。そのために、夏の汗を流すのが大好きで、今のバドミントンも、本当に汗が止まらないほど、沢山の汗が出て、水分補給もしっかりして、運動後の快感が最高でした。

以前汗があまり出ない妻も、今は汗出るようになりました。患者さんにも、今年は良く暑くて汗が出るほど、身体は健康に戻りました。

汗は熱い時ではなく、出るべき時には出ないと、それは病気や異常症状です。よくあるのは「寝汗」です。もし、普通の暑さで、昼寝や夜を寝たら、起きる時に、汗が出たことは、または汗で目が覚めるほどになることは、正常です。しかし、暑くない環境にも、起きた時に、汗が見つかったことは、病的な「寝汗」です。中国医学用語は「盗汗」です。それは、汗はコントロールの肺経や腎経の機能低下によるものです。特に病弱な方は、よくある症状で、要注意です。肺と腎の養生は必要です。普段、長芋、サトイモ、粘々系の食材を意識的に摂ってください。

もう一つの汗の出方は要注意です。それは理由なしで、両手に常に汗が出ていることです。手掌多汗症と言います。緊張や交感神経を優位する人が良く出る症状で、子供が多かったです。体質改善にはよく聞きます。

夏はいい汗を出して、身体を健康維持してください。
2023-09-03