陶氏診療院

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遺伝か習慣か、あなたはどちらの考え
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病院の外来や、入院患者に必ず「家族に同じ病気はありますか」と聞きます。

同じ病気があり何代も続けることにより遺伝的な原因か、生活・食習慣的な原因かの病気を選別します。

日本大百科全書に遺伝病(いでんびょう)の説明は:「特別な遺伝子によって支配される形態的な異常や先天的な疾患、あるいは生体の構成成分の分子構造の異常などを総称して遺伝病という。生物のほとんどすべての形質、たとえば体の形や構造、酵素やタンパク質などの生化学特性、精神的活動や行動などは遺伝子により支配される一方、環境要因によっても大きく影響される。遺伝病といわれるもののなかにも、単一の遺伝子の突然変異や異常によることのはっきりしているものと、多数の遺伝子が関与しているもの、さらに遺伝子よりもむしろ胎生期間を含めた環境要因が大きく作用しているものがある。」

説明の通り、遺伝子異常があっても、環境の要素も大きいのです。高血圧や糖尿病、またがんなどは遺伝要素より、環境要素ちなみに生活習慣が最も大きいのは、長い臨床経験の結論です。

遺伝の原因なら、先天的な原因で、臨床の改善が難しい点があります。しかし、生活習慣の原因なら、改善が簡単になります。8月14日、毎週診療院での予防医学無料勉強会で、前田氏と陶先生が、生活習慣改善により健康保つことの重要性を語りました。

食材の選び方が、未来の身体を決めるほど、大事なキーワードが隠れています。生命力のある食材が一生の健康をサポートする基本でしょう。

体重オーバーした自分がすぐ「遺伝だよ」と言い訳すると、正常な美しい体型が戻らないでしょう。遺伝か習慣か、一緒に勉強すれば分かることで、健康の投資は頭の中身からいかがでしょうか。
2013-08-16