陶氏診療院

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砂子炭鉱三笠露天坑
カテゴリー 日本
第30回全道経営者“共育”研究集会が10月4-5日、岩見沢で開催します。10月4日、初日の分科会、第10分科会(移動)の空知炭鉱遺産に参加しました。

初めて、石炭の採掘現場を見学しました。超大型のトラックやショベルと広い露天坑、人の小ささを実感します。

北海道の近代史は、開拓と炭鉱の歴史と言っても過言ではないでしょう。石炭採掘最盛期で、現場の労働者が22ヶ月ボーナスを貰いました。炭鉱の収入で、北海道を繁栄した痕跡が今まで沢山残りました。札幌のタクシー会社、以前炭鉱経営会社から始まったのは多数あります。

日本の石炭炭鉱資源、半分が北海道にある、北海道の石炭炭鉱資源が80%が空知にあります。今まで採掘されたのは十分の一以下で、まだまだ有用な資源が沢山地下に眠っています。

露天坑と言っても、オーストラリアの露天坑とは違って、5000万年前の地層に挟んでいる石炭層を採掘するため、石炭層上の土から岩を取り除き、結果的に一トンの石炭を採掘するには、10トンの岩を移動しないといけないです。昔の人力の時代と違って、効率が十倍上がるといって、エネルギーを取る為、重機の使うガソリンも沢山使います。

原発事故後、北海道の石炭の需要量が、火力発電所フル稼働するため、120%ベースで増え続けています。石炭を掘るには、北海道ではいくらでもあるけど、環境破壊や地球温暖化などのことを考えながら進まないと、子孫に悪いです。北海道今、8箇所石炭を採掘されています。7箇所が露天坑です。採掘後、緑化に復元し、近代化らしい石炭の利用の仕方を見せていただきました。

石炭を燃やすため、二酸化炭素が出ます。将来の石炭の利用方法は炭鉱で石炭を燃やして、二酸化炭素を地層に吸収させ、エネルギーのみを取り出す研究を進んでいます。

石炭採掘歴史を見て、過去・今・未来、エネルギー分野から、地球のことまで、考えさせられるいい勉強チャンスでした。
2013-10-05