▼バックナンバー

2025-09-19
新札幌ロータリークラブで陶氏診療院院長の陶恵栄氏が卓話
2025-09-13
新札幌ロータリークラブ第1831回例会会報
2025-09-09
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.66 AI依存症と自立の教育問題
2025-08-21
陶氏診療院院長・陶恵栄氏が札幌大学初の講演会
2025-08-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.65 食事と精神症状
2025-07-20
暑中お見舞い申し上げます
2025-07-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.64 人生の4つの時間
2025-06-18
北方ジャーナル:Medical 陶氏診療院の陶恵栄院長が札幌大学で講演
2025-06-07
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.63 病は「気」から
2025-05-05
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.62 筋肉と若さと寿命
2025-04-18
初マレーシア
2025-04-08
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.61 健康長寿になる睡眠のコツ
2025-03-07
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.60 40度の高熱と免疫力について
2025-02-04
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.59 年齢の目標

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ドクター陶の健康コラム・新連載・vol.13 体の陽気と癌
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高陽社の月間コーヨーライフ2021年四月号に、「ドクター陶の健康コラム・新連載」。内容を紹介します。
体の陽気と癌
中国では、心臓は「君子之官(君主の役人)で、「純陽之物(陽の属性のもの)」と言われています。陽気が減ると、身体の陰陽バランスは乱れます。さらに陰気が集まると、体の細胞は硬い癌組織にになります。つまり癌は実陰です。体の陽の気は癌組織の部分に入ることができないため、癌の周囲に発散して、熱になります。癌の局部が熱い現象は、西洋医学では炎症と言います。
中国医学にとって癌の予防とは、体の陽気を十分保つことです。子どもを見るとわかるでしょう。子どもは陽気に溢れています。そのため、小児の癌は少ないです。小児の癌でも、陽気を補えば乗り越えることができます。西洋医学の抗癌剤は、すべて極陰の物質なので、中国医学では抗癌剤をすすめることはありません。
普段、私たちはどのように心臓の健康チェックすれば良いのでしょうか。答えは「頭寒足熱」になっているかどうかです。手足が温かく、頭が手足より冷えているのが正常な状態です。心臓の陽気が、小腸の働きによって手足に伝達されると、手足は温かくなります。
反対に、手足が冷えるのは陽気が足りていない証拠です。それが長期にわたると、体の弱いところに癌細胞が発生します。陽気を発生する心臓を治療できる中国医学は、同時に癌も治療できるものと言えるでしょう。
ところで春は、喘息の発作が起きやすいなど病気の多い季節です。気温の変化に応じて、特に首や喉、手首足首の防寒をし、頭寒足熱に努めましょう。ほどほどの汗をかくような運動をするのもよいでしょう。
春は「木」に属します。春の木の成長にあわせて、「辛甘発散、温補陽気」の食品をおすすめします。ニラ、ネギ、キノコ、鶏肉、牛肉、大棗(なつめ)、蜂蜜、パセリなどを料理に入れましょう。
そして春は睡眠をしっかりとることも大切です。最適な睡眠時間は、夜7時から朝3時までとなります。睡眠不足、睡眠障害、睡眠負債は、癌の発生が増える原因となります。
体の陽気と癌
中国では、心臓は「君子之官(君主の役人)で、「純陽之物(陽の属性のもの)」と言われています。陽気が減ると、身体の陰陽バランスは乱れます。さらに陰気が集まると、体の細胞は硬い癌組織にになります。つまり癌は実陰です。体の陽の気は癌組織の部分に入ることができないため、癌の周囲に発散して、熱になります。癌の局部が熱い現象は、西洋医学では炎症と言います。
中国医学にとって癌の予防とは、体の陽気を十分保つことです。子どもを見るとわかるでしょう。子どもは陽気に溢れています。そのため、小児の癌は少ないです。小児の癌でも、陽気を補えば乗り越えることができます。西洋医学の抗癌剤は、すべて極陰の物質なので、中国医学では抗癌剤をすすめることはありません。
普段、私たちはどのように心臓の健康チェックすれば良いのでしょうか。答えは「頭寒足熱」になっているかどうかです。手足が温かく、頭が手足より冷えているのが正常な状態です。心臓の陽気が、小腸の働きによって手足に伝達されると、手足は温かくなります。
反対に、手足が冷えるのは陽気が足りていない証拠です。それが長期にわたると、体の弱いところに癌細胞が発生します。陽気を発生する心臓を治療できる中国医学は、同時に癌も治療できるものと言えるでしょう。
ところで春は、喘息の発作が起きやすいなど病気の多い季節です。気温の変化に応じて、特に首や喉、手首足首の防寒をし、頭寒足熱に努めましょう。ほどほどの汗をかくような運動をするのもよいでしょう。
春は「木」に属します。春の木の成長にあわせて、「辛甘発散、温補陽気」の食品をおすすめします。ニラ、ネギ、キノコ、鶏肉、牛肉、大棗(なつめ)、蜂蜜、パセリなどを料理に入れましょう。
そして春は睡眠をしっかりとることも大切です。最適な睡眠時間は、夜7時から朝3時までとなります。睡眠不足、睡眠障害、睡眠負債は、癌の発生が増える原因となります。

2021-04-01