陶氏診療院

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感染症管理の学問
カテゴリー 日本
日本の新型コロナウイルス感染者が増え続けている内に、原因究明と戦略と戦術の方向変化もあり、反省の時期でもあるでしょう。

一年以上を新型コロナウイルス流行しました。日本もプリンス船の感染症対策時の問題が改善しないまま、反省もないままで、第三波を迎えました。すべての結果は原因があるように、一年も経過して、さらに世界の成功事例と失敗事例もあり、勉強すれば、もっといい結果ができるでしょう。

感染症の病死数は、先進国と発展途上国の違いと言われました。環境がいい、医療条件もいい、感染症も少ない、がんの原因に、生活習慣病が多いのは、先進国です。反対に発展途上国の衛生環境と医療レベルにより、がんの原因は感染症が多いです。

しかし、先進国の日本におけるがんの原因は喫煙と感染症です。なぜ感染症が多いのかは、謎でしょう。私から見ると、日本と中国の感染症に対しているの対策、認識度は大きく違います。

日本は感染症隔離はとても甘いです。確かに、SARSやMARSなど呼吸系の感染症が日本に来ていないです。そのラッキーなことは、呼吸系の感染症の予防と隔離、または治療に対して訓練や経験も少なくなり、今回のプリンス船の感染管理から、はっきり暴露され、問題になっています。せっかく感染症専門家の神戸大・岩田教授が問題を指摘して、そのまま改善のチャンスがあるにも関わらず、何かの力で、正解から離れて、新型コロナウイルスに対している対策はおかしくなりました。

欧米の下船した人に、14日間隔離措置をするにも関わらず、日本の下船客はしないことから、今回の新型コロナウイルスの認識が間違いました。

私は中国では肝臓専門医です。A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎が多いから、中国の肝臓専門医は感染症専門医の免許を持っています。勿論、務めた病棟は感染症病棟です。中国では、A型肝炎やB型肝炎患者は、感染症病棟に隔離して、治療を行っています。特にA型肝炎はしっかり隔離して、ウイルスの陰性と一週間二回肝機能正常してから、退院が許されます。A型肝炎診断された患者の自宅、勤務先は、地元の保健所から、消毒に来ます。

日本に来て、A型肝炎もB型肝炎もC型肝炎も普通の消火器内科病棟に入院し、感染症専門医療スタッフではなく、普通の医療スタッフで対応しています。その風景は驚きました。日本はA型肝炎やB型肝炎の大流行はないことも事実です。

今回の新型コロナウイルス流行、対応する専門医療スタッフは少ないし、専門知識も持っていないから、一般病院は新型患者を受けると、一気に病院のスタッフと通う患者が感染します。今の施設や病院の院内感染(クラスター)が十分説明しました。指定感染症を指定されたことが正しいけど、それに対して、指定感染症の検査、隔離、治療の医療スタッフが増えない、資金と隔離資材も追加補助しないまま、今の問題になりました。

まだ欧米より感染者が少ない、立ち直すチャンスがたくさんあり、早く正しい対策(検査と隔離)を出して、国民の不安を解消する事を祈ります。感染症管理の学問レベルを高めましょう。
2021-01-09