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第55回中国人殉難者全道慰霊祭
カテゴリー 日本
毎年、6月に開催する中国人殉難者全道慰霊祭は新型コロナ感染の影響で、9月27日に延長して、規模も縮小し、後志管内仁木町・仁木町民センターで開催しました。100名あまりの人々が参加しました。

1966年から始まった、中国の皆さんと心を合わせ供養をする慰霊祭、真宗大谷派大谷瑩潤先生の戦争参加反省をはじめ、全国の真宗大谷派から、拉致被害者の遺骨収集返還、記念碑を立て、慰霊祭を行う運動、今年は55年が過ぎました。真宗大谷派北海道教区北第三組の勤行から、参列者一同焼香し、仁木町長佐藤聖一郎氏の慰霊の言葉、中国駐札幌総領事館総領事孫振勇氏の追悼の言葉代読、北海道知事鈴木直道氏などの弔文報告、世話人代表小樽商科大学学長穴沢真氏と北海道華僑華人代表呉敦氏の挨拶、最後に弁護士田中貴文氏の特別報告をして、慰霊祭を終了しました。

田中弁護士報告のなか、2016年6月1日三菱マテリアルとの和解合意の内容は、三菱の謝罪;強制連行した3765名の被害者への謝罪費支払い;記念碑(全国五か所:北海道、尾去沢、福岡、長崎、宮崎)の建立費用と五年間の追悼費用として一億の支払いです。来年北海道の美唄市「我路ファミリー公園」内に記念碑建立予定、10月10日除幕式があります。さらに、今年12月12日(土)午後一時から、1996年(平成8年)3月からの劉連仁事件提訴の膨大な資料を基に、「劉連仁」シンポジウムをネットで開催予定です。

今回、北海道中国会は代表田義之社長から、運営委員長陶恵栄院長、副代表崔継輝社長、運営委員曽祥順社長、会員郭鳳英氏、田勇氏、劉暁平氏、韓昭蓉氏、沢村信幸氏、留学生鄭士城氏、陶松志氏など11名が参加しました。初めて参加した会員と留学生は、慰霊祭後、仁木町の中国烈士園の「日中不再戦友好碑」に献花して、北海道大学、室蘭工業大学の留学生と一緒に、集合写真を収めました。
2020-09-28