陶氏診療院

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歴史の教訓をどう生かす
カテゴリー 日本
「呉の軍艦矢矧 悲劇を調査スペイン風邪で乗員48人死亡 コロナと闘うヒント探る」海自幹部学校で戦史研究の本名(ほんみょう)龍児さん(44)=1等海佐、広島市南区出身(2020年8月9日中国新聞朝刊掲載)

「矢矧(やはぎ)は旧日本海軍初期の軽巡洋艦。1918(大正7)年秋にシンガポールに寄港した後、艦内でスペイン風邪の集団感染が起き、乗員の1割を超える48人が死亡する惨事を招いた。呉市(を母港とする)上長迫町の長迫公園(旧呉海軍墓地)には殉職者の慰霊碑がある。」

 約100年前、「スペイン感冒(風邪)」の世界的流行に巻き込まれた悲劇から、今回の新型コロナウイルスの流行早期、プリンス船は同じ悲劇が起こり、新型コロナウイルスに立ち向かうヒントが得られないことが現実です。なぜ、歴史の教訓が生かせないですか?

実は、日本でのプリンス船の前、同じ豪華客船、一隻が中国天津港にいました、全員下船検査により、船内集団感染の悲劇を起こさないで、無事乗り越えました。その情報も、日本のプリンス船にも、参考になっていないです。

アメリカの空母も新型コロナウイルスの感染者が出て、陸に乗員全員を隔離することを船長は国に申請しても、却下され、船長を失職され、感染者が広がりました。

軍艦だから、秘密にすることは理解できるけど、民間の船には、その悲劇に教訓を生かしてほしいです。人類歴史上の感染症経験は、人類の共有財産で、もっと知らせて生かしてたらと、願うばかりです。
2020-08-21