陶氏診療院

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内出血と痧(サー)
カテゴリー 陶氏療法
45歳札幌在住女性、身長158㎝、三年前左乳房のしこりがちくちく痛みがあり、今年2月、病院で生検で、乳がんと診断され、左脇のリンパ転移もあり、3月診療に来ました。

いつもの健康作りを指導して、体質改善して、体重は10キロ以上減量でき、内臓脂肪や体脂肪も改善し、自分は「乳がん患者かなあ?」と疑問を持ちながら、元気で普通に仕事をしていました。

今日の診療で、人に説明する時、陶氏療法時の皮膚に赤い痧(サー)と内出血の違いはどう説明すればいいと聞かれ、以下の説明をしました。

内出血は「アザ」、「青あざ」、「あおたん」などと言います。医学用語で「皮下出血」、「皮下血種」です。

血管がいろいろな原因で、中に流れた血液が血管外への事は出血です。体外には「外出血」と言う,組織内または体腔内にみられる「内出血」と言い,うち皮下組織内の出血を「皮下出血」といいます。出血の大きさにより,点状出血,斑状出血,組織内に広い範囲にわたってみられる血性浸潤などがあり,また1ヵ所に血液がたまって腫瘍状を呈する血腫,体腔または管状・囊状の臓器内に出血してたまった血瘤があります。

出血はどんな原因でも、血管が破損して、身体の傷です。良くないことです。時には命にかかわることです。

中国伝統療法の跡:痧(サー)は、見た目が「皮下出血」に似ているけど、性質では違います。似ているのは色の原因は血液の内容物です。違うのは、痧(サー)の症状は、皮下血管は破損していないです。その血液は流れている健康な血液と違って、皮下の毛細血管中の滞った流れていない「瘀血」です。俗で言うと、新陳代謝の「ゴミ」です。そのゴミが毛細血管に詰まって、周囲の組織が正常な新陳代謝を邪魔して、シミや皺の原因や、臓器中に起こると、臓器の機能を影響して、炎症や癌まで引き起こします。

中国の伝統療法で、身体のゴミを毛細血管の隙間から取り除き、血管中に新しい血液が流れ、患部は温かく感じます。流れた血液は、血管外のゴミを認識して、再吸収すると事、正常な新陳代謝に戻り、組織の正常化を促進します。身体として、掃除屋さんみたいで、とてもいい事です。定期的に部屋の掃除と同じように、身体の掃除を行っていることです。

纏めて言うと:外因でも内因でも、外出血や内出血も良くないことです。痧(サー)は身体を掃除して、健康維持する事だから、とてもいいことです。
2018-12-22