陶氏診療院

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「出会いを生かす」
カテゴリー 日本
札幌市倫理法人会 第1641回経営者モーニングセミナーは、9月27日講師に一般社団法人倫理研究所法人局川又久萬名誉専任研究員をお迎えし、「出会いを生かす」とのテーマでご講話をいただきました。

川又講師は1965年に倫理研究所個人会員(現在の家庭倫理の会の会員)として倫理活動に携わるようになり一般企業に33年間勤務しながら、倫理を学んで来ました。

平成12年に退職した後、倫理研究所に入所、法人局専任研究員(副方面長)として働き平成23年8月に70才で定年退職し、名誉専任研究員という称号を与えられ今日に至っています。純粋倫理の学びは自分のワガママを取ることを目標にして自分が幸福になり、同時に人世のためになる事を目的にしています。そして倫理を学び、実践する時に大切な心構えは次の3つだと説かれました。

①人生も経営もすべて、自分が主役であるとの意識を持って、何事も他人のせいや環境、政治のせいにしないで取り組むこと;②常に「鏡の意識」を持って人・物・金・肉体・境遇の姿や様子は全部、自分の心と行いの反映と見て、相手を改めさせようとしないで、まずは自分を改めること。③すべては心が先行するので何事も明朗な心をもって希望をもやして取り組むことが大切である。

とくに明るい心を保ち続けるには明るい心を失わせる「苦難」に対する正しい考え方を持つことが必要であると言われました。

苦難の原因は、その人のワガママであり、ワガママを取り除くことで、その人の人間力が向上するという大きな意味があるということで苦難によって人は幸福になっていく。

これが「苦難福門」ということなのです。

倫理の学びでは実践が大切であると言われるが、実践には行動的な実践と共に心や考え方を変えるという精神的な実践もあるのである。

その一例として、川又講師は自分の体験を話されました。一昨年の夏、10数年振に1ヶ月間程の時間を頂いて自分でゆっくり過ごしたいと、本部に「8月は一切出張しない」旨、申告しました。

そうしたところ7月28日にギックリ腰を起こしてしまいました。そこで川又講師はすぐに「この苦難はなぜ起きたのか?」「この苦難は自分に何を教えてくれている信号なのか?」について倫理指導を受けました。

指導した研究員は「川又さん、あなた倫理一家の家に養子に入った人間だろ。1ヶ月もゆっくりしようという気持ちは養子としての使命を忘れていることだ。使命を一時も忘れちゃダメなんだ!」と教えて頂きました。

川又講師は深く反省しました。その反省が身体に届いたのか、普通ならば完治までに1週間から10日ぐらいかかるのに、3日ほどで治ってしまいました。まさに川又講師にとってのギックリ腰は「苦難福門」であったのです。

倫理法人会での学びは「明朗な心」を持ち続けることを目標にしているのです。

今日の参加者は48社48名で単会としては34社35名でした。うち女性は17名でした。
2018-10-03