陶氏診療院

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第3回「万人の響」オーケストラと愛のコンサート
カテゴリー 日本
5月7日、札幌コンサートホールKitara大ホールで、第3回「万人の響」オーケストラと愛のコンサートを鑑賞して、とても感動しました。

闘病中の方や障がいのある方々とプロのオーケストラが一緒に演奏し、2011年第一回「万人の響」オーケストラと愛のコンサートが大成功しました。今回はNHK「おはよう日本」「ラジオ深夜便」、TBS系「金スマ」、朝日新聞「ひと」欄、読売新聞などで紹介された話題のピアニスト野田あすか*さんの演奏を聞き、とても感動しました。

野田あすかさんは広汎性発達障害、解離性障害が原因で、いじめ、転校、退学、そして自傷、パニック、右下肢不自由、左耳感音難感などで入退院を繰り返してきたピアニストです。障がいを乗り越えて、ピアニストになるまでの道を想像して、大変なことでした。

野田あすかさんの演奏を聴くと、とっても癒され、2016年9月自作曲10曲を収録したCD付き書籍『脳科学者が選んだ やさしい気持ちになりたい時に聞く 心がホッとするCDブック』は発売、HPで試聴ができます(http://www.nodaasuka.com/download.html)。自作の歌「手紙~小さいころの私へ」を手話しながら、歌いました。歌とピアノ演奏時は、障がい者にまったく感じないほど、素晴らしかったです。

音楽は世界の共通語で、障がい者の素晴らしい音楽を聴くと、なんとなく心が癒され、健全者の自分はもっと頑張らないとと思いました。感謝します。

*野田あすかさん(1982年生まれ)4歳の頃より音楽教室に通い始め、ピアニストの道を志すようになるが、子どもの頃より人とのコミュニケーションがうまくとれず、それがストレスとなり、たびたび特異な行動をとる。そんなときも、大好きなピアノがあすかの心の支えになる。22歳になるまで「発達障害」とわからなかったため、家族や周囲の人は困り、悩まされたが、あすか本人も「どうして、まわりの人とうまくいかないの?」と悩みつづけてきた。

恩師となる田中幸子先生と出会い、自分の心をピアノで表現することができるようになる。2015年5月、両親とともにその頃の気持ちをつづった初の著書を上梓。同時に発達障害の人の気持ちを歌った自作曲「手紙~小さいころの私へ~」「生きるためのメロディ」を発表し、付属CDに収録した。たくさんの試練をのりこえてきたことで、あすかの奏でる「やさしいピアノ」は多くの人の感動をよんでいる。(野田あすかHPより)
2017-05-08