陶氏診療院

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鼻呼吸と口呼吸
カテゴリー 講演会
2月9日14:00-16:00のさっぽろ村ラジオ健康生話がで、一人の視聴者から、深呼吸する時の呼吸は鼻と口から、どっちがいいですか?良く「口から吐いて鼻から吸う」と言われ、本当はどうですか?

深呼吸の訓練法に、確か「口から吐いて鼻から吸う」指導があります。訓練だから、特別のことで、短時間でいいけど、肝心な鼻呼吸と口呼吸の話をしましょう。

人類進化の過程に、呼吸は鼻で、鼻は呼吸器官、食事や話すのは口で。口は消化器官です。赤ちゃんがおっぱい飲む時、口が乳を吸う時、呼吸は鼻でするのは、本能的になるでしょう。

鼻呼吸の理由は吸った空気を加温、加湿、濾過などの説明する必要がないでしょう。問題あるのは口呼吸の健康被害を知っていれば、深呼吸時に、「鼻から吐いて鼻から吸う」もできます。

口呼吸の一番問題は空気を口で吸うことは良くないのは誰でも知っているけど、吐くのも問題があります。口腔内は食事や話す時以外に閉じっています。安定した温度や湿度が口腔内の常在菌を維持しております。吐く時の空気が流れると、その環境バランスが崩れ、口腔内常在菌のバランスも壊れ、様々な免疫異常や口腔内疾病を発生します。

気が付くといつも口が開いている;鼻が詰まりやすい;口が乾きやすい;イビキをかきやすい;口を閉じると苦しく感じる;風邪をひきやすい;朝起きた時喉がカラカラになる;口臭が気になるなどの症状がある方は、口呼吸していることの要注意です。

改善方法もいくつかあります。歯医者さんで口腔チェックをしたり、普段口を閉じているかどうか、意識をすることです。睡眠時のまくらの調節が大事です。常に正常に呼吸できるように他人に確認してもらったほうがいいです。口が開いている人や歯茎をかみすぎる人、どちらでも枕を調節すれば改善が期待できます。

来月も同じ9日木曜日で健康話をします。ご清聴お待ちしております。
2017-02-09