陶氏診療院

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「西洋中世古楽の世界から見えてくるもの」
カテゴリー 日本
11月10日、札幌市倫理法人会第1548回経営者モーニングセミナーは、講師に歌、笛、シトール、プサルテリー、ハープ、打楽器の演奏家中村会子氏をお迎えして、テーマ「西洋中世古楽の世界から見えてくるもの」にてご講話いただきました。

東京出身、国立音楽大学音楽教育学科卒業した講師は、西洋古楽コース専攻、英語古楽研修を経て、古楽アンサンブル、古楽歌唱などを有名先生に師事、イタリア、スペインなどの音楽講習会に通い、各種楽器と中世の奏法で、演奏会や音楽CD出版などを活動しておられます。現在、世界中の音楽に強い影響を及ぼしている西洋のクラシック音楽、そのルーツである中世古楽の時代10世紀前後は、日本史で言えば平安時代から室町時代に当たります。遠い遠い地の、更に千年近くも昔の音楽を知ることで見えてきたことをお話されました。

演奏と歌をしながら、1000年前の中世の音楽を披露して、中世独特の音感を中東音楽に連想できます。中村講師によると、中世の音楽は中東、ユーラシア大陸の音楽の影響で、その独特のリズムや発生と音調があり、のち日本の雅楽にも影響があると聞いて、世界につながることを感じました。

中世音楽の紹介を通じて、欧州の文明史まで勉強して、神秘且つ神聖な感じでした。朝から素敵な音楽で、心身ともリフレッシュされ、とても爽やかな一日が始まりました。伴奏した宇治さんと大伴さんも初めての朝演奏で、気持ちよく感じたといいました。

今日の参加者は32社32人、うち女性15名でした。
2016-11-10