陶氏診療院

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ようこそ!ヘルスサイエンスの世界へ
カテゴリー 生活の知恵
11月3日、文化の日で、北海道大学大学院保健科学研究院 公開講座「ようこそヘルスサイエンスの世界へ」へ参加しました。

今回の内容は「老化を画像検査で見る」、加藤千恵次教授、「高齢者の運動習慣によるヘルスプロモーション」、前島洋教授、「伝統社会で暮らす人々のライフスタイルと健康ー異文化フィールドワークの方法と事例ー」、山内太郎教授でした。

三人の先生がそれぞれ素晴らしい講演があり、画像で特徴を知り、選択が出来、運動習慣は健康増進などが分かりました。もっとも興味があるのは三番目の講演でした。

伝統社会と健康と幸せの話でした。現代文明が影響していない発展途上国の農村部など伝統的な生活を色濃く残している社会で暮らす人々の健康について、生活に密着したフィールド調査によって明らかにしていくデータを聞いて、もう一度社会の人間関係と環境問題、幸せとは何かと自問自答になります。

山内先生は調査暦20年、13カ国・地域をフィールド調査研究して、アフリカから東南アジアまで、伝統社会で住民目線のフィールドワークを行い、地域に暮らす人々のライフスタイルと健康、生活環境への適応について、誰も調べていないことを記録しました。自然と共生する伝統社会、人類の本来の姿かもしれないです。近代化社会の肥満や生活習慣の問題は、伝統社会には全くないほど、文明と進化、どこまでよろしいのかと、問題も考えられます。

ヘルスサイエンスの世界、来年も参加したいです。
2016-11-04