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2025-06-30
第60回 中国人殉難者 全道慰霊祭
2025-06-27
10町内会役員会
2025-06-25
史跡めぐりバスツアー「アイヌの足跡をたどる」
2025-06-24
北海道米山学友会総会
2025-06-23
ポジティブで効果的な関わり方
2025-06-20
地震と備え
2025-06-19
銀行の振込手数料に驚き
2025-06-10
FFCテクノロジーによる土づくり ― 土と泥水の触感
2025-06-05
第37回 全国販売店研修会
2025-06-04
2024年度フィランソ大賞表彰式
2025-06-03
丸山敏雄とその時代
2025-05-28
人体への異なるアプローチ~西洋医学と東洋医学の対話~
2025-05-06
NHKスペシャル「未完のバトン」第2回『秩序なき世界 日本外交への“遺言”』を見て
2025-05-05
北海道中国会と北海道中国工商会共催「北海道日中友好お花見大会兼留学生支援活動」
2025-05-03
留学動向から見える日本の未来

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日本文化の原点
カテゴリー 日本
平成28年の小林豊子きもの学院北海道本部新年交礼会は1月17日、札幌のホテルで開催しました。いつもの新年の催しで、今年は平安朝公家童女(へいあんちょう くげどうじょ)正装汗衫姿(せいそうかざみすがた)の演出でした。
80歳の学長宮島先生の解説で、「衣食足りて礼節を知る」の平安朝汗衫姿を実演しながら、日本文化の原点を語りました。
『濃色(こきいろ)の長袴の上に、男子用の表袴(うえのはかま)を重ねて着けている正装の汗衫姿は、成年女子の「唐衣裳姿(からぎぬもすがた)」に当たる童女の十二単姿です。
本来は、文字通り汗取りの内衣であったと考えられますが、十世紀中頃に少女用の外衣となり、十世紀末には長大化して正装の表着として用いられたと思われます。
「満佐須計装束抄(まさすけしょうぞくしょう)」(1170年頃)に、後身丈が約4メートル50センチなど寸法が記されています。
着装についても盤領(あげくび 丸首)の衿は開け放ち、外側に折るなどが書かれていますが、汗衫装束の特色は少女の中世的な面をよく表わし、女子の服でありながら男子の服装の趣を多くもつことにあります。
華麗で重厚長大な装束を、正しく美しく身につけ、その着こなしを通して軽薄短小な「心」の芽生えを摘みとり、人格を形成させた「躾(しつけ)」のための装束とも考えられ、今に生かしたい伝統文化の一つと思われます。』(新年会資料により)
毎年小林豊子きもの学院北海道本部新年交礼会の伝統衣装の紹介を勉強になり、温故知新、楽しみにしております。
80歳の学長宮島先生の解説で、「衣食足りて礼節を知る」の平安朝汗衫姿を実演しながら、日本文化の原点を語りました。
『濃色(こきいろ)の長袴の上に、男子用の表袴(うえのはかま)を重ねて着けている正装の汗衫姿は、成年女子の「唐衣裳姿(からぎぬもすがた)」に当たる童女の十二単姿です。
本来は、文字通り汗取りの内衣であったと考えられますが、十世紀中頃に少女用の外衣となり、十世紀末には長大化して正装の表着として用いられたと思われます。
「満佐須計装束抄(まさすけしょうぞくしょう)」(1170年頃)に、後身丈が約4メートル50センチなど寸法が記されています。
着装についても盤領(あげくび 丸首)の衿は開け放ち、外側に折るなどが書かれていますが、汗衫装束の特色は少女の中世的な面をよく表わし、女子の服でありながら男子の服装の趣を多くもつことにあります。
華麗で重厚長大な装束を、正しく美しく身につけ、その着こなしを通して軽薄短小な「心」の芽生えを摘みとり、人格を形成させた「躾(しつけ)」のための装束とも考えられ、今に生かしたい伝統文化の一つと思われます。』(新年会資料により)
毎年小林豊子きもの学院北海道本部新年交礼会の伝統衣装の紹介を勉強になり、温故知新、楽しみにしております。





2016-01-19