2015年10月29日、札幌のホテルで、札幌・瀋陽友好都市提携35周年記念式典・記念祝賀会を行いました。北海道中国会代表田義之社長と運営委員長陶恵栄院長をはじめ、８名が参加しました。全道関係者200名超える方が記念式典や記念祝賀会に参加しました。

札幌の初の友好都市中国・瀋陽市が今年友好都市提携 35 周年を迎えました。友好都市間の相互理解や友好親善の促進等を図ることを目的として、5 周年ごとに両市が相互に訪問団を派遣する事業の一環で、今回来札の瀋陽市訪問団の歓迎記念式典で、瀋陽市都市建設管理局と札幌市建設局との間で、今後の技術協力に向けた協定書や、瀋陽市渾南（コンナン）区第二中学校と札幌開成中等教育学校との間で、生徒と教職員同士の交流を深めることを目的とした協定を取り交わしました。

瀋陽市訪問団の主な参加者は黄凱（コウ・ガイ）瀋陽市人民代表大会常務委員会副主任、李栄波（リ・エイハ）瀋陽市都市建設管理局副局長等、計29人 でした。記念祝賀会で、札幌市からは氷裂花器を、瀋陽市からは竜鳳花瓶の記念品交換があり、中国の書道家、画家の三作品を秋元克広市長、鈴木健雄札幌市議会議長、岩田圭剛札幌商工会議所副会頭にプレゼントをしました。素晴らしい作品を披露して、会場から喝采されました。

駐札幌総領事館の孫振勇総領事も来賓としてあいさつをしました。祝賀会で、美味しい北海道料理を食べながら、中国瀋陽音楽学院に留学していた中国琵琶奏者の沖本美由紀氏や、中国瀋陽音楽学院栄誉教授である高垣幸子氏に師事した箏奏者の定久恵子氏と梅宮恵里氏が、日中を代表する伝統楽器による共同演奏 を行い、レベルの高さにたくさんの拍手をもらっていました。

その他、瀋陽市都市建設管理局、旅遊局、環境保護局、企業団、教育関係者、書道家等が10月27日（火）から滞在し、札幌市の様々な施設の行政視察や、在札の書家等との交流を行う予定。

札幌市秋元克広市長が１１月１０～１３日まで中国・瀋陽市に出張すると発表し、札幌市と瀋陽市の友好都市提携３５周年記念事業などに参加するため、札幌商工会議所や札幌姉妹都市協会などの計６２人の訪問団を結成し、秋元市長が団長を務めます。秋元市長初の外遊は１０日、韓国・仁川経由で瀋陽市に入り、同市の記念式典や札幌市と瀋陽市の企業との商談イベントなどに参加し、１３日に仁川経由で帰国すると話しました。

結びの乾杯で、（公財）札幌国際プラザ理事長上田文雄（元札幌市長）が挨拶し、楽しい友情を語り、通訳さんも大変苦労して頑張って通訳しました。楽しい記念祝賀会でした。