陶氏診療院

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「予防医学の最先端」
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2015年11月号財界さっぽろに、陶氏診療院の「予防医学の最先端」紹介で再登場しました。

私が「予防医学」が大好きです。人生を成功する基本は健康であり、そのサポート役は予防医学でしょう。

予防と治療、健康の二つ杖とも理解します。本来は予防を優先すれば、治療は最小限に抑えられるでしょう。しかし、便利や私欲などの影響で、健康を害する習慣は知らないうちに社会の常識になり、病気になっても、原因まで見つからないほど、大変なことになりました。

最近ある進行性胃がんの70代男性が診察に来ました。去年まで健康と自分を自負していました。正月から食欲無くて、痩せていました。検査で末期進行性胃がんで、余命三ヶ月と言われ、本人はショックでした。その後の抗がん剤治療の副作用で、精神異常とも言える車の事故を起こし、ますます不安になりました。

病気の原因を聞くと、分からないです。しかし、後で家族が一緒に診療院に来て、不自然な家族関係を見て、病気になる原因がはっきりしました。

奥さんはうつで、施設に居ました。患者と息子の関係もギクシャクして、自己中の性格が見えました。

そのような性格から作った病気は、性格を直さないと、病気も治りずらいことは、誰でも予測しているでしょう。

四回施療して、箸も持てない、字も書けなかったのが、箸は使える、字も書けるようになりました。食事も少しずつ食べれるようになりました。しかし、本人は自分の性格を変わることをできないのか、診療を続けられないことを、息子に頼んで知らせてきました。ちょっと残念ですけど、人の運命だから、そのような結末になるのもしかたないでしょう。

病気になっても原因を認めない、または原因解決に至らないのは、大変でしょう。

そのため、普段の予防知識の普及はとても重要と思います。これから予防医学の重要性がもっと理解できるようになるでしょう。
2015-10-17