陶氏診療院

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「日本文化と日本酒」
カテゴリー 日本
8月8日、札幌ユネスコ協会国際交流委員会主催の無料講演会はかでる2・7で開催しました。自分も国際交流委員会副委員長として、司会の任務を頂きました。

今回は、日本での定住を選ばれた外国人の講師に、日本文化とはどのようなものと見ているかを、ご自身の仕事である「日本酒」を通じて、また来日当初からの様々なエピソードを通じてお話しいただきます。

講師はアメリカ出身・札幌在住の、日本語も堪能で、お話も楽しい熊田架凛(カリン)氏です。テーマは「日本文化と日本酒」、外国人からの日本文化の紹介、ユニックな形で国際交流委員会の講演会に相応しいです。

熊田架凛は1986年アメリカ・カリフォルニア生まれ、15歳時ロータリクラブの交換中学生のチャンスで日本に来ました。日本を好きになって、大学(アメリカ)で機械工学を専攻しながら、2006年〜2008年の間、年に二回来日し「銘酒の裕多加」を手伝いました。2008年12月「銘酒の裕多加」の専務理恵さんと結婚して、2009年4月「銘酒の裕多加」入社、2013年常務取締役となりました。

日頃は明治34年創業の「銘酒の裕多加」で、接客や得意分野であるパソコンの仕事をこなし、時には海外で開催されている日本酒の大会の審査員をつとめたり、英語の通訳や翻訳の仕事もこなしました。また、冬になると酒蔵に酒造りに出かけて行きます。日本酒をこよなく愛し、日々のテイスティングは欠かさないです。

先週ハワイで開催した「第13回全米日本酒鑑評会」の審査員として、帰国時、口の内膜がはがれるほど、審査日に300品以上のテイスティングの大変さを物を語ります。

「差しつ差されつ」の日本文化は、お酒の器に表して、酒枡を使い、いろいろな縁起のいい話も紹介され、日本人より日本文化をしていることを来場者は驚きました。

日本を愛し、日本酒に魅了されて、日本人と結婚して、さらに日本文化を広め、日本酒の審査員まで活躍する熊田架凛さんに「いいね」を入れました。
2015-08-09