陶氏診療院

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「生き抜く力」
カテゴリー 日本
「手の自由を得た人間は、道具を作り、使う。そしてやがては作り出した道具で、人間が使われるようになる」(「生き抜く力」講演資料から抜粋)

7月24日、北海道倫理法人会設立30周年記念式典&1400社達成記念祝賀会が札幌パークホテルで開催されました。300名の輪友や高橋知事、秋元市長、議員達が記念すべき式典を検証しました。

記念講演会は一般社団法人倫理研究所丸山敏秋理事長は、「生き抜く力」のテーマで講演会を行いました。

丸山敏秋理事長は激変した世の中、近代文明の行き詰まりから、「生き抜く力」をどう養うかを倫理経営の視点から語りました。

A.「ルーツ」に立ち返る、日本人のルーツは縄文文明(世界最古で最多)、今から一万年以上の歴史があります。縄文文明は①世界観:「すべてはひとつながり」;②生命観:「すべては生きている」;③バランスが肝心(陰と陽のバランス)、三つの精神文化があります。

①と②については通訳できない日本語が多いです。例えば有難う(ありがとう);もったいない;おかげさまなど。

時間の関係で、B.倫理経営のいくつかの実践、①物やお金に「いのち」を吹き込む;②心を先行させる;③まず自分から変わるなどの説明が間に合わないです。

丸山敏秋理事長は現状の解釈は根本的な原因をつまみ、それは資本主義の宿命で、資本主義自身は解決できないことです。資本主義は「発展」がキーワードです。しかし、経済の発展は無限にするのは無理でしょう。さらに、経済は維持だけでも行き詰まり、経済を発展するのは、エネルギーが必要です、地球上のエネルギーは有限です。いつか切れるのも当たり前です。最後に燃える資源を利用すると、環境を汚染します。地球上のすべて生物、生命に対して、環境を守らなければならないです。

その矛盾を解決するため、よりどころは純粋倫理です。倫理の「深い」(心のあり方)と「広い」(自然環境、すべての対象)は解決の鍵になります。

丸山敏秋理事長の話は分かりやすい、道開きになります。
2015-07-26