陶氏診療院

アクセスカウンター


▼日本バックナンバー
過去ブログはこちらから
地域包括ケアにおける医療と住まいと人生の最終段階について
カテゴリー 日本
経営・厚生労働委員会の例会、6月26日に、介護施設、療養型病院の見学と講習会を西岡病院で開きました。

介護施設の訪問は経営・厚生労働委員会の人気例会です。現代老後の世界は時代と共に随分変わり、先の不透明分がより心配を誘います。

以前の親は、子供に任せます。子供も親の面倒を見るのは当然な義務で、そんなに社会問題にはなっていなかったです。

しかし、今の社会は、老人問題、特に高齢化社会の介護問題は、社会問題として年々厳しくなりました。

臨床の一線で働く医者や看護婦は過労問題、介護施設の人材不足問題、本来家庭で解決するべき問題は、核家庭化により、社会から協力しないと、子供の仕事まで影響が出ます。

しかし、施設を見学してみると、高い値段の有料老人ホームは今の自分には高過ぎと思います。適切な金額の施設は介護の認定や、施設定員の倍の待機者がいる事も驚きます。

このままでは、満足できる未来の老後生活には、益々不安が増えます。

西岡病院の現状を見ると、死亡退院患者数は20年で6倍に、医療より終末期に精力を取られ、病院の医療の質に影響が出ます。入院患者の平均年齢は86.25歳、平均内服薬は8剤、高齢化、少子化、人口減、財政のことを在宅医療の重要性が現実問題です。

しかし、根本的な解決口が見えないままなのは、今回の例会の結論です。

昔の大家族と健康予防は本当の解決の道になるかもしれないです。
2015-06-27